トルコ外相、北イラク・クルド自治政府を訪問「明確なメッセージを伝えた」
2012年08月01日付 Radikal 紙


アフメト・ダヴトオール外務大臣は北イラク・クルド自治政府のマスード・バルザーニー大統領と行った会合について記者会見し、「バルザーニー氏との会合は好感触であった。自治政府はトルコのメッセージを受け取った」と述べた。

アフメト・ダヴトオール外相は、北イラク・クルド自治政府マスード・バルザーニー大統領と会談を行った。
アルビルへ行ったダヴトオール外相は北部地域のクルド自治政府のネチルヴァン・バルザーニー首相によってアルビル空港で迎えられた。

公正発展党の外交問題担当オメル・チレキ副党首とともにアルビルを訪問したダヴトオール外相は、バルザーニー大統領と彼の執務室で会合し、その後、(断食あけの)イフタール料理を共にした。

ダヴトオール外相はバルザーニー首相と三時間半に及ぶ会合の後、アルビル知事のネヴザート・ハーディー氏と一緒に、断食月の夜半のテラビー礼拝のためにジェリル・アル・ハヤート・モスクへ行った。礼拝の後、報道関係者らに手短な説明を行ったダヴトオール外相は以下のように述べた。

「トルコは希望を、とても明確な形でバルザーニー政府に伝えた。自治政府と、何よりもまずシリアをはじめとしたテロとの戦いに関する問題について話し合った。トルコの希望するところはとても明白である。彼らとこの地域に関する我々のヴィジョンや心配を共有し合った。共に踏み出すであろうステップに関する理解の一元化も行った。また、今後に関する懸念も共有した。自治政府は我々のメッセージを受け取った。」

■了承された決定

ダヴトオール外相とバルザーニー大統領の間で行われた会合で了承された決定において「この地域における権力の空白地帯を埋めようとする、あらゆる暴力的な試みも、共通の脅威と理解される。新シリアはいかなるテログループや過激派からも自由でなくてはならない。」と合意されたことがわかった。

ダウトオール外相は明日もアルビルで折衝を続ける。

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( 翻訳者:岩田和馬 )
( 記事ID:27236 )