マイクロソフトOfficeにオスマン語?
2012年08月12日付 Yeni Safak 紙
マイクロソフト社のOSソフト「ウィンドウズ」は、ハイラト財団の参画によりマイクロソフトOfficeの選択言語にオスマン語を追加する。このプロジェクトによって、マイクロソフト・オフィスにとって初めてオスマン語への変換機能が拡張される。
オスマン語への関心が、進化し続けるパソコン技術と一体化する。国民教育省と共同で300ヶ所にてオスマン語教室を開講しているハイラト財団は、この度オスマン語をマイクロソフトOfficeの選択言語に追加するための取り組みを完了しようとしている。この取り組みは、オスマン語の言葉と文字のフォント、そして翻訳機能といった2つの軸で進められた。
ハイラト財団のプロジェクト責任者であるメティン・ウチャル氏はこの取り組みを始める前に、オスマン人が様々な綴り方のテクニックを有していることを考慮したと強調した。ウチャル氏は、さらに以下のように話した。
「アラビア文字で母音符号なしで書かれ、しかもトルコ語として読まれるオスマン語の活字体が、近々マイクロソフトOfficeに追加されます。活字体のフォントを新たにつくるために、私たちは長い間取り組みを行なっています。以前からOfficeの選択言語に含まれていたアラビア語のフォントにいくつかの追加を行い、オスマン語としての調和を保つためにマイクロソフト社に数点の追加を行うようアドバイスしました。私たちの最初の提案が、いま実を結びつつあります。2番目のステップとして、言語のフォントがすべてつくられ、独自のフォントとなるよう着手しました」
オスマン語のフォントに関する要求をトルコマイクロソフト社に伝えたと話すウチャル氏は、現在も尚継続中であるフォントに関する取り組みが完了した暁には、パソコンユーザーにとって初めてかなり進んだ翻訳機能が提供されることになると伝えた。
■98%の割合で成功が保証されている
現在運用試験の取り組みが続けられているオスマン語からトルコ語、またはトルコ語からオスマン語への翻訳機能では、98%の割合で成功したと話すウチャル氏は、「この取り組みを行う理由はただ一つ、オスマン語への高まる関心とオスマン語を学び使用しようとする人々の増加である」と話した。
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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:27339 )