バイラム交通渋滞はじまる―アンカラ・イスタンブルに12時間
2012年08月18日付 Zaman 紙


ラマザン・バイラムを故郷で、あるいは休暇場所で過ごすために金曜日の夜、イスタンブルから車で出発した市民たちが交通渋滞をひき起こした。交通の混雑に事故も影響し、長い列が発生した。運転手たちは、イスタンブル-ボル間の250kmの道をおよそ12時間かけて通過し、フェリー乗り場の前にできた車両の列も3kmに上った。

難儀なバイラム旅行が始まった。金曜日の夕方、仕事の後にイスタンブルから故郷を目指して出立した市民たちは、ヨーロッパ南北横断自動車道(TEM高速)の交通をマヒさせた。渋滞は昨夜まで続いた。ドゥズジェとボル・ダウのゲートでも長い列ができた。運転手たちは、イスタンブル-ボル間の250kmを12時間かけて通過し、チャナッカレルートを使って休暇へ出かけた人々はフェリー乗り場の前で3キロメートルを超える渋滞をつくった。

金曜日の夜、ラマザンバイラムを故郷や休暇場所で過ごしたいと望むイスタンブルの人たちが道路に殺到し、ファーティフ・スルタン・メフメト橋とボスフォラス大橋を封鎖した。橋の交通は翌日の早朝に通常に戻ったが、TEM高速のアナトリア方面で渋滞ができた。特にTEM高速のイスタンブル-ゲブゼ間で、アンカラ方面にサフル(断食前の食事)以降に出発する運転手たちが金曜日の夜の交通を麻痺させ、何キロにも渡る交通渋滞が発生した。夜からずっと道路におり、渋滞に退屈した人々は、車をTEM高速の上を通る道路下に移動させ、その陰で休んだ。渋滞のため一部の車が衝突する一方、渋滞緩和の希望を捨てて、毛布にくるまって寝ることを選ぶ人もいた。

渋滞は、土曜日いっぱい続いた。ドゥズジェTEM高速で13台の多重事故が起こると、交通は完全にストップした。この事故で子供1人を含む3人がけがをした。けが人たちは、事故現場に呼ばれた救急車でドゥズジェ・アタテュルク国立病院に運ばれ治療を受けた。サカルヤ県アクヤズ市では、TEM高速でミニバスのタイヤが爆発し、倒した結果6人が負傷した。トヨタSA救急病院に運ばれた負傷者たちの健康状態は良好であることが分かった。事故に巻き込まれた自動車が撤去された後に、交通が流れるようになった。

イスタンブルからボルに12時間で来ることができた休暇の人々は、TEM高速のチャイドゥルトでおよそ30kmの交通渋滞に出くわした。ボルで車が1台炎上し、道路はおよそ半日閉鎖された。TEM高速のドゥズジェ方面では第1、第2、第3高架橋とボル・ダウ・トンネルまでのセクションで深刻な交通渋滞が発生した。交通警備隊は、道路で故障した車をすぐに撤去すべく、各地域で休みなく働いた。運転手たちも左折ミスやスピードの出しすぎをしないよう、また車間距離を十分にとるよう注意された。ドゥズジェでの渋滞は昨夜遅くまで続いた。

■チャナッカレのフェリー乗り場で何キロもの交通渋滞ができた

イスタンブルからチャナッカレに休暇に行く市民は長い列を作った。ゆっくりと前進する交通に、テキルダー環状道路で続く道路工事も影響し、道路は大変な混雑となった。シリヴリからエディルネのケシャン郡まで長い渋滞ができた。テキルダー港からアヴシャ、エルデキ、マルマラ島に向かう運転手たちも乗り場の前で長い列を作った。船が足りなくなり、フェリー会社は追加便を設けた。アヴシャに行くために3時間待っていると話すある運転手は、「私たちは3時間もフェリーを待っている。フェリー会社は追加便を出したようだ。朝8時に家を出た。朝の4時くらいにフェリーに乗れるだろうと思う」と言った。

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( 翻訳者:藤井彩香 )
( 記事ID:27388 )