大学定員20%に空席、私大ショック―大学学部決定試験結果
2012年08月18日付 Hurriyet 紙
大学学部決定試験(LYS)結果によると、各私立大学では平均して定員の20%が空席となっている。
私立大学の中にはこの割合が50%にもなるところもあり、北キプロス・トルコ共和国の各大学では定員の66%が空席だ。
■がっかりの北キプロス
大学入試センターの統計によれば、学部選択をした113万2839人の受験生のうち、86万5482人の学部は決まった。国立大学の学部生では2万 6485人、私立大学では1万1579人、北キプロスの大学では9487人、国外の大学では851人分が空席となった。2年間の準備カリキュラムでは、3 万1826人分の空席がある。これらをまとめると、64万1697人が学部を決定したが、8万228人分空席があることになる。
■アンカラ大学に空席、ボアジチ大学は定員を満たす
トルコで最も歴史のある大学の中にも、空席が出た。アンカラ大学では驚くべきことに649人分の空席が出、エーゲ大学では445人、イスタンブール大学で 238人、ドクズ・エイリュル大学で167人、マルマラ大学で92人、ハジェッテペ大学で40人分の空席が出た。ボアジチ大学と中東工科大学は定員を満たした。
■文理学部解体議論
高等教育機構が文理学部の解体について不明確な姿勢を示したことは、受験生の選択に影響を与えた。受験生の中で、地方大学の文理学部希望者は少なかった。地方大学の物理、生物学科などは空席が目立った。
■「基準得点格下げ」議論
試験結果発表前、定員に空席が出ることを防ぐため、大学学部に入るために必要な180点という得点を165点にまで下げるということが議論されたが、大学入試センターと高等教育機構は基準得点は下げないべきだという見解を示し、180点という基準を継続すると発表していた。
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( 翻訳者:津久井優 )
( 記事ID:27389 )