各地のラマザン風景
2012年08月19日付 Yeni Safak 紙
エディルネのセリミイェ・モスクの光景
エディルネのセリミイェ・モスクの光景

ラマザン・バイラムが国中で、熱烈に祝われている。朝早い時間にモスクに押し寄せた人々のバイラム礼拝で、今年のバイラムは始まった。

エディルネにあるセリミイェ・モスクも、ラマザン・バイラムの熱狂に包まれた。

トルコ・イスラム建築の偉人、建築家スィナンが自身の「親方時代の作品」と呼んだ セリミイェ・モスクにバイラム礼拝のために押し寄せた人々は、礼拝時間の前にモスクを埋め尽くした。エディルネのムフティー、オメル・タシュチュオール氏は、行った説法で、バイラムが人々を結束させるものであり、すばらしいものであると話した。礼拝後、モスクの出口で一部の人々はバイラムを祝いあった。人々の一部は、バイラムを祝いあったあと、近親者の墓地を訪ねた。

■被災者、バイラムを仮設住宅で迎える

ヴァンで去年起きた地震の後設置された仮設コンテナ住宅地で生活する被災者たちは、バイラム礼拝を仮設コンテナに設置された礼拝所で行った。

■シリア人の苦いバイラム

国内の戦火から逃れてトルコに来たシリア人は、母国から遠いところで苦いバイラムを過ごしている。

シャンルウルファ県のアクチャカレとジェイランプナル郡の難民キャンプ、あるいはガズィアンテプ県のニズィプ郡の学校校庭に暮らしているシリアの人々は、バイラム礼拝のために礼拝の列に並び、シリアでの内戦が一刻も早く終結するように祈った。

一部の難民が涙ぐんでいるのが見られた。

■ダウン症の子供たち、市民にお菓子を配る

エユプでは、ダウン症の子供たちが、自分たちで作ったお菓子を、バイラム礼拝の後に人々に配った。エユプ区と開発省イスタンブル支部、イスタンブル発展機構、ダウン症基金が共同で行った「お菓子で生計計画」の一環で、菓子製造工房で教育を受けるダウン症の若者たちは、バイラム礼拝をエユプ・スルタン・モスクで行う人々に、礼拝後に様々なもてなしを行った。

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( 翻訳者:菱山湧人 )
( 記事ID:27399 )