ギリシャの宗教者、「トルコ製TVドラマはみてはいけない」
2012年08月20日付 Radikal 紙


ギリシャ右翼政党によるトルコ製TVドラマへの宣戦布告の後、宗教勢力も「トルコ製TVドラマ」視聴禁止を通告した。

ギリシャでは直近の総選挙で議席を獲得した極右政党「黄金の夜明け」のニコラオス・ミハロリアコス党首に続いてテッサロニキ府主教のアンシモス氏もトルコのTVドラマを標的にした。

以前、アンシモス府主教は、アテネに建設予定のモスクについてアヤソフィア博物館を(建てた方がよいと)望んだ。同主教は、礼拝時、信徒に対しトルコ製TVドラマの視聴禁止、放映中のTVスイッチオフを呼びかけた。

アンシモス府主教「(トルコ製TVドラマは)ギリシャの国民意識を刺激するものである。トルコ人が、総主教座に対し我々が望んでいることに対し最小限の答えしか示さないならば、我々もやり方を変えることになる。ギリシャのテレビ局数局はトルコのTVドラマを流しているが、この状況をよしとしてはならない。テレ ビを消すように。私は、どのチャンネルであろうがトルコ製ドラマを目にした瞬間テレビを消す」と述べた。

最近、極右政党「黄金の夜明け」のニコラオス・ミハリオラコス党首が、同党の国会議員17名に対しギリシャのTVで放映されているトルコ製ドラマの視聴禁止を呼び掛けた。

ギリシャで放映中のトルコ製ドラマは、「帰郷」、「アースィー」、「地上・空・愛」「海の星」「チューリップ時代」である。

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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:27408 )