エルトゥールル・ギュナイ観光相は、犠牲祭の連休を9日に延長する案を提出する。共和国記念日も加えると、連休は10日となる。
政府は10月25日(木)から28日まで祝われるクルバン・バイラム(犠牲祭)の連休を9日間に伸ばすために動き出した。エルトゥールル・ギュナイ文化観光相は、「クルバン・バイラムを9日に延ばす案を提出する」とし、承認された場合は29日の共和国記念日も繋がり、クルバン・バイラムの休暇は10日となる。
■「太陽の光を浴び、歴史をみてほしい」
今年はクルバン・バイラムが週の半ばに始まるとしたギュナイ観光相は、閣議にバイラム前日とバイラムを除いた残り2日も休日に加える案を提出すると明らかにした。ギュナイ観光相は、「もし2日間が休みに加えられれば、休みは8~9日となりますが、10月20日頃はトルコでは観光に非常に適した時期です。冬になる前に人々に太陽の光を浴び、歴史を見、観光してほしい。連休が9日に延長されれば、副次的利益にも繋がります」と述べた。10日間の休暇が国内の観光業を促進させるであろうと述べた観光業者は、60万人が旅行すると見込んでいる。
■60万人規模が旅行する
トルコ旅行業協会(TÜRSAB)のバシャラン・ウルソイ会長は、クルバン・バイラムが10日間になることで、国内と国外で大きな動きが見られると予想しており、「この時期の旅行者の数は60万人に上るでしょう。このうち約40万人は国内で、20万人は国外でのツアーに参加します。こうしてトルコでは年間旅行者の数が1.000万人に到達するでしょう」と述べた。
■10日の犠牲祭では、何でも売れる
JOLLYツアーの国外ツアー・マネージャーであるトルガ・テキン氏は、クルバン・バイラムは今の状態でも関心を集めると考えていると述べた。夏の半ばに時期が重なった連休では、暑い気候と休暇日数が短かったために、去年と比べるとシェケル・バイラム(砂糖祭)への関心が限定的であったとしたテキン氏は、「クルバン・バイラムの連休が10日間になれば、ビザ不要の国々へのツアーと遠地へのツアーに感心が集まるでしょう。観光業者としては、何でも売ることができます」と述べた。
■国内の観光業、盛り上がる
ETSツアーの国内ツアー・マネージャーのスアト・オズベキ氏は、トルコの観光業界ではこの夏は非常に困難な時期であったことに触れた。オズベキ氏は、「休暇期間の延長は、元々非常に難しいと予想されている冬のシーズン前に、観光業界を大いに力づけることになるでしょう」との評価を下した。
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( 翻訳者:釘田遥香 )
( 記事ID:27423 )