ハサンケイフの洞窟、再度入場禁止へ
2012年08月26日付 Radikal 紙

文化観光省はバトマンのハサンケイフ郡にある歴史的に古い6つの洞窟を、内部の亀裂を考慮して入場禁止にしたと発表した。

2010年に大きな岩の断片が落下し、一名が亡くなったことで危険だとして入場禁止となったハサンケイフにある歴史的な洞窟群が、この度一部の洞窟で亀裂が確認されたことで再び国内外の観光客に対して閉鎖された。

バトマン博物館のテンズィレ・ウイサル館長は、先週の金曜日の営業時間終了後、歴史ある城の入り口に設けられたチケット売り場が入場者に対して閉鎖されたと述べ、 「ハサンケイフ渓谷と入り口部分の中央門の間にある6つの洞窟で亀裂がみられたため、専門的な調査が終了するまでハサンケイフ城で人命や物が被害を受けないように、省の承認により一時的に入場禁止となった。ハサンケイフ城以外にも下の部分に105の文化的遺産がある。我々はこの一帯を観光ルートにしようと計画し ている。近いうちにこの一帯を観光客に開放する。」

ウイサル館長は、省が一時的に入場禁止にした歴史あるハサンケイフ城だけでなく、城以外の歴史的都市の文化的な遺産を目玉にした新たな計画を準備していると 語り、次のように話した:

「歴史ある城が再び観光客に開放されるまでハサンケイフの遺跡の観光客が減らないよう、そして人々を失望させないよう、近いうち に城以外の文化的な遺産を観光の目玉にしようとしている。また、ハサンケイフを訪れる国内外の観光客用に英語-トルコ語のパンフレットと注意書きを準備し ている。現在ハサンケイフで入場禁止にした部分には渓谷と城の中央門が含まれている。省による調査が終わった後、歴史ある城は再び開放されると信じてい る。

ハサンケイフ市のアブドゥルヴァハプ・クセン市長は、ハサンケイフ城の再び入場禁止となったのは文化観光省の決定だとした。クセン市長は、「城で人命や物が被害を受けないためのいかなる対策も私たちにはとることができない。市の予算は非常に限られている。亀裂ができた洞窟で対策がとられるよう省が真剣に取り組むこ とを期待している。以前にも城が閉鎖されると、中小業者たちは苦しい日々を過ごした。しかし今回も一部の亀裂がみられる洞窟で省が下した一時閉鎖の決定に対して何も言えない。公式な数字で年間15万人近くが訪れる城が一時的に閉鎖されるということはどうしても議論を呼ぶだろう。省の管理下で下されたこの 決定に何が言えるだろうか」と語った。

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( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:27456 )