革命防衛隊総司令官「脅しを実行するだけの勇気など、敵にはない」
2012年09月03日付 Mardomsalari 紙

 イスラーム革命防衛隊総司令官は、イランに対する敵の脅迫が厳しさを増していることについて触れ、「敵は軍事的な脅しをかけているが、行動にまで至るような脅しをする勇気など、彼らにはない」と述べた。

 イラン学生通信報道によると、モハンマド・アリー・ジャアファリー総司令官は「教授バスィージ機構」の年次大会の開会式で、「世界は変革の途上にあり、〔その中で〕我が国が特別な立場を占めていることは、否定しようがない」と指摘し、「ソフトな戦争は、それについて明確に感じ取ることができないような種類の戦争である」と述べた上で、次のように語った。

戦争が〔戦争として〕感じ取られなければ、〔国民の〕才能が開花することもない。8年間に及ぶ聖なる防衛〔=イラン・イラク戦争〕では、人民は様々な脅威に立ち向かい、それまで軍事的な経験など一切なかった人々が、1年も経たないうちに、各戦線で〔軍事の〕専門家になってしまった。そしてこうした部隊を動員することで、〔イラクによって占領されていたイラン南西部の〕ホッラムシャフルは解放され、その後7年間にわたって、われわれは敵への復讐のために戦い抜いてきたのである。

 革命防衛隊総司令官はさらに、「8年間にわたる戦争の最大の成果の一つとして、イランに対しては力尽くで、けんか腰の態度で相対することはできないという結論、自らの意志をイランに押しつけることはできないという結論に、抑圧勢力が達したことが挙げられよう」と付け加えた。

 同氏は「現在、敵は軍事的な脅しをかけてきているが、しかし行動にまで至るような脅しをする勇気など、彼らにはないし、彼らはそうしたことを表明するのを〔意図的に〕避けている」と指摘した上で、「今日ソフトな戦争に対しては、大学や神学校に〔対策を講じる〕責任がある。彼らは戦争という視点から、この分野に足を踏み入れる必要がある」と言明した。

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介
されています。)

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:27508 )