ガズィアンテプ県イスラヒイェ郡のテント村で暮らすシリア難民は、収入を得るために農業労働者として働き始めた。
内戦が続くシリアから国外のトルコへ逃亡し、イスラヒイェ郊外4kmの地点に設営されたテント村で暮らすシリア難民の数は、8,256人に達した。テント村関係者の署名入のある「外出許可証」により許可を得て、毎朝9時にキャンプ外に出かけるシリア難民は約2,000名に昇る。彼らは収入を得るために、赤唐辛子の収穫や伐採ごみの収集、葡萄の枝切りといった農作業を始めた。キャンプ外で待機するミニバス、トラック、トラクターに乗り農場に向かい、外出許可の時間が切れる17時にテントへ戻る。避難民は、赤唐辛子の伐採ゴミの収集で一キロあたり185クルシュ、赤唐辛子の収穫で一キロあたり20-23クルシュを得、葡萄の枝切りや荷役を行い、日当20リラを受け取っている。
赤唐辛子を栽培するバイラム・シムシェキ氏によると、季節要因により収穫が落ち込んでいるとのことである。また、同氏は労働者集めに苦労していると語り、 「シリアからやってきた方々に助けられている。外出許可時間中に仕事をしてくれ、我々農家を助けてくれている。彼らには、価格算定委員会が見積もった日当を支給している。彼らの平均日当は9-13トルコリラ(約390円から560円)、仕事は丁寧だが、少し遅い」と述べた。
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( 翻訳者:山根卓郎 )
( 記事ID:27518 )