外国為替市場および金貨市場、再び大荒れ:1ドル2300トマーンを越える
2012年09月09日付 Mardomsalari 紙
【経済部】昨日、国内の外国為替市場および金市場が大きく動いた。米ドルは2300トマーン台を越え、新たな記録を残したのである。
原油市場の変動により、先週、世界市場での金価格が130ドル上昇、9月6日(木)以降、さらに世界の金価格は44ドル上昇した。これを受け、国内の金価格や外貨価格にも影響が及んだ。これについて、貴金属組合のモハンマド・ケシュティーアラーイー理事長は、〔金の〕価格上昇は原油価格の変動が原因だとし、「金貨の価格はここ数日で5万トマーンも上昇、18金の価格も新記録となる1グラム9万2千トマーンに達した」と述べた。
報告によると、昨日金貨の価格は新旧デザインともに90万9千トマーン、2分の1金貨は45万4千トマーン、4分の1金貨は22万7千トマーン、1グラム金貨は13万トマーンの値を付けた。先週の金貨価格は、旧デザインで84万5千トマーン、新デザインで84万2千トマーンだった。同様に2分の1金貨は、先週水曜日には42万トマーン、4分の1金貨は21万2千トマーン、1グラム金貨は12万2千トマーンだった。
外貨の価格と金の価格はつねに連動していることから、外貨の価格も急騰、先週非公式の自由市場で1ドル2190トマーン、1ユーロ2770トマーン、1ポンド3500トマーンだったのが、昨日には1ドル2300トマーン、1ユーロ2955トマーン、1ポンド3660トマーンとなった。
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これについて中央銀行経済調査政策局長は、外国為替市場及び金貨市場の混乱・変動は、明らかにイラン経済に蓄積された過剰通貨供給の存在がもたらしたものであると指摘した上で、「外貨需要の上昇によって、投機的な攻撃が発生する可能性が高まっている。政府は外貨価格の上昇を抑え、自国通貨の価値を守るために、これまで以上の量の外貨準備を市場に注入せざるを得なくなるだろう」と述べている。
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(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介
されています。)
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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
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