ギュレン師のリビア事件コメント
2012年09月15日付 Radikal 紙


フェトフッラー・ギュレン師は、世界中で物議を醸した映画「イノセンス・オブ・ムスリム」に関して批評を行ってこの映画を強く非難する一方、リビアのアメリカ領事館に対する攻撃に関して、諜報部が計画した可能性があると述べた。

ギュレン師は、インターネットサイトwww.herkul.orgの「ヘルキュルの調べ」のページに、「昨日は醜い風刺画、今日は不愉快な映画」題した批評を(14日に)掲載し、この映画を強く非難した。しかし、反発を示す際に、極端さに走るべきではないと述べた。

ギュレン師は、イスラムと預言者ムハンマドに向けた行動に反発を示すために、事件を知らない人々に突撃することは、ムスリムに相応しい態度ではないと強調し、ベンガジの領事館に対する攻撃についても、「残虐」と評した。

ギュレン師は、攻撃の実行犯に関する質問に対しては、「私には、諜報部が行ったように思われる。しかし、ムスリムは惑わされるべきではない。ムスリムが手を伸ばし、『このようなことをしないでくれ』と言う必要がある。残念なことに、大衆心理によって我々もすぐに惑わされている。どこかで彼らがモスクに対してなにかを行って、我々がアフリカで捕まえて1ダースの教会を燃やすのは、ムスリム的な態度ではない」と話した。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:27610 )