ビンギョルからカルルオヴァへ向かう警察車両に対して地雷が仕掛けられた。警官8人が死亡し、9人が負傷。PKK(クルディスタン労働者党、非合法組織)のメンバーが100キロの爆発物を使用したことが明らかになった。一人が逮捕された。
ビンギョルのカルルオヴァ郡近くで警官8人が殉職し9人が負傷した、PKKのテロリストの警察機動隊に対する爆弾攻撃の詳細が明らかになり始めた。事件現場での警察の取り調べが終了し、PKKメンバーはこの攻撃で約100キロの爆発物を使用したとみられている。破壊力が非常に高い爆弾が爆発した道路には幅8~10メートル、深さ3メートルの穴ができていた。
■2番目のミニバスの職員は負傷しなかった
カルルオヴァからビンギョルへは、警察機動隊は2台のミニバスで戻ったことが明らかになった。PKKメンバーによる爆弾の爆発では前のミニバスが標的となり、もう一つの車両にいた職員は負傷せず助かったという。
ミニバスが撤去された事件現場では清掃作業も完了した。ビンギョルからエルズルムにもつながる道路は約6時間後に再び通行可能となった。治安部隊は攻撃を実行して逃げたPKKのテロリストを殺害するため、カルルオヴァとウルジャラル町の間に位置する農村地域で軍事作戦を続けている。この地域にはヘリコプターで多くの軍警察の特別機動隊チームが出動した。
■殉職者の情報が明らかになった
ビンギョルのカルルオヴァ郡近くで警察官を乗せたミニバスが通った際、道に仕掛けられた爆発物が遠隔操作により爆発した。この爆発の結果殉職した8人の警察官の情報が公開された。爆弾攻撃で殉職した警官は以下の通り:
ギョクハン・クズ、ファーティフ・ジェライル、ジュマ・メルジメキ、サメト・クルジャル、ウミト・ユルドゥルム、ムラト・トプラク、オスマン・キュチュクディラン、シェイフムス・カラクト
攻撃により負傷し、ビンギョル国立病院で治療を受けている9人の警官のうち3人は命の危険があるとされた。爆発で榴散弾が当たり負傷した少女ヌル・ゼラル・イスラムオールちゃんもビンギョル国立病院で治療を受けたことがわかった。
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( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:27618 )