BDPトゥンジェル議員に8年9か月判決
2012年09月18日付 Hurriyet 紙


BDP(平和民主党)セバハト・トゥンジェル議員に、PKK武装テロ組織に加担しているとして8年9か月の実刑判決が下された。

トゥンジェル議員には出国禁止措置もとられた。イスタンブル第2重罪裁判所で行われた審理に未拘束のトンジェル被告は出廷せず、代わりに彼女の弁護士のエルジャン・カナル氏とバナン・ドアン氏が出席した。ドアン弁護士は「被告人は裁判の段階で逮捕され、不逮捕特権に基づいて釈放されたが、その後(逮捕の)適用が不適切であるにもかかわらず、検察当局は釈放理由に不服申し立をし、その主張の根拠に基づき引き続き裁判が続けられている。被告人に関しての証拠はない。無罪を要求する」と述べた。 裁判所はトゥンジェル議員が武装テロ組織PKKに加担している罪は確実として8年9か月の実刑を下した。さらに裁判所は、刑の執行終了後は保護観察処分にすることを決定した。

■議員資格はく奪もありうる

トゥンジェル議員はこの裁判で逮捕されたが、2007年7月22日に国会議員に選出されて釈放となっていた。今回の判決が最高裁判所によって承認されれば議会に送られトゥンジェル議員の議員資格はく奪の可能性がある。トゥンジェル議員は以前8か月間逮捕、勾留されていたが、国会議員に選出されて釈放された。そのため刑罰が認められ、議員資格がはく奪されれば、さらに5年10か月の実刑に服することになる。イスタンブル第10重罪裁判所は執行令状が届けられた後、2007年7月22日にトゥンジェル議員を憲法第83条の「不逮捕特権」によって釈放し、この特権が解かれるまで裁判の凍結を決めた。しかしイスタンブル県共和国主席検事は、トゥンジェル議員の釈放理由の変更を求めた。裁判所は、検事の要求を審議し、釈放理由から不逮捕特権を定めている憲法83条に関する部分を取り除き、裁判の継続を決定した。

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( 翻訳者:小幡あい )
( 記事ID:27634 )