ボスフォラス大橋をアンカラ方面に進んでいた宅配人S.E.(52)は、バイクを橋に放置した後、ガードレールに上り自殺未遂を図った。通行していた車の運転手の通報により現場に駆け付けた警察は、自殺しようとしているS.E.を説得しようとした。S.E.への説得が続けられる中、橋に停車していたパトカーと野次馬が原因で大渋滞となった。
渋滞は、ヨーロッパ側からアジア側方面への通行をストップさせた。警察の約1時間に渡る説得の努力が実を結び、自殺未遂を図ったS.E.はガードレールから降ろされた。パトカーへと乗せられたS.E.は、橋管理局へと連行された。この間、橋を通過する際にS.E.を見かけた同僚の宅配人は、状況を会社関係者へ連絡した。これを受け会社関係者が現場へ来て、S.E.のバイクを引き受けた。バイクを受け取った役員は、「私は彼の上司です。突然かんしゃくを起こしたため、このようなことをしたのでしょう。借金が原因だと思います。トレーディングに凝っていました」と述べた。
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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:27645 )