参謀本部、トルコ軍機撃墜に関し最終報告―シリアのミサイルで墜落
2012年09月19日付 Yeni Safak 紙
参謀本部の軍事検察当局は調査の結果行った発表で、トルコ軍機が東地中海の国際的空域を飛行中、シリアのミサイルで墜落したと述べた。
参謀本部の軍事検察当局は、トルコ軍機墜落に関する発表において、「死亡事故の調査報告では結論として、トルコ軍機は東地中海の国際的空域を飛行中、シリア防空部隊により打ち上げられたミサイルが左後方で爆発した影響を受け、機体とパイロットは飛行困難な状況に追い込まれた。機体は左に旋回し、高度を失い、わずかに左に傾倒し、先端が上を向いた体勢で水面に落ちたとの見解が述べられた」と説明した。
発表で、機体の破片は第一空中供給管理センター司令部で冶金調査にかけられ、破片にミサイル燃料の酸化物と弾頭部の主成分として使用されているカリウム塩素酸塩との混合物と思われる微粒子が発見されたことも述べられた。
軍事検察当局は、事故後水面で発見された破片は、軍警察犯罪局で調査され、垂直尾翼に関しては、シリア当局が主張したように、高射砲ロケットにより損害を受けたことが確認されたと述べた。
また機体に技術面の不備があり、それにより墜落したことを示すいかなる発見も確認されなかったとした。さらに墜落した機体は、そのレーダー警告受信記録について行われた調査で、ミサイル発射シグナルを受信していたことがわかった。
参謀本部軍事検察当局は、6月22日に墜落した機体が国際的空域でシリアとの国境に平行して高度7400フィート、速度30ノットで飛行した際、安定した飛行が最終地点の35.48.2北、35.33.21東地点で突如左に旋回し、高度を失い、シリア領土まで8.6マイルのところで、11時57分に、シリア領海では35.48.26北、 35.37.59東地点に墜落したことが確認されたと発表した。
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( 翻訳者:大嶽真梨子 )
( 記事ID:27647 )