トゥンジェリの中心地を軍装甲車が通行中に爆発が起こった。爆発で6人の兵士と1人の市民が犠牲となった。
テロリストたちはトゥンジェリの市中心部から2㎞の道端に設置した爆弾を積んだ自動車を爆発させた。この爆発により、6人の兵士と1人の市民が死亡した。
爆発は昨夜18時頃、市の中心部かた2㎞離れたアタテュルク街区で起こった。
PKKのテロリストたちは道端に駐車した爆弾の積んである自動車を、軍職員を乗せた民間のミニバスと護衛の軍用車両が通過した瞬間に遠隔から起爆装置を使い爆発させた。
爆発で、車内にいた上級軍曹2名、兵士4名が殉職した一方で、道を丁度渡るところであった女性1名が死亡した。この事件でこの女性の夫もけがをした。
攻撃の6から7時間前、PKK党員たちによって中心部のチチェキリ村付近でチュルク・テレコム社の幹部が所有する自動車(フォードコネクト)が略奪されていたことが明らかになった。PKK党員達は略奪した車に爆弾を積んだ後、幹線道路の端に駐車し、護衛中であることが明らかな軍用ジープと民間のナンバープレートをつけた軍の送迎車両が通過した時に爆発させたことが分かった。
爆発でロード・ラバー製の軍用ジープ車と爆弾を積んでいた車が炎上した。破壊力が非常に高い爆弾の榴散弾の破片はミニバスを穴だらけにした。
PKK党員達は、略奪し、爆弾を積んだ自動車に乗っていた2名を一時拘束し、爆弾攻撃の後チチェキリ村付近で解放したことが分かった。
警察は2名の証言を取るために、彼らを警察署に連れて行った。
■県知事府 「7名亡くなった」
トゥンジェリ県知事府はこの攻撃に関して初めて行った書面での説明で、「殉職」という言葉を使わず、「7名が亡くなった」と発表した。
県知事府がその後の説明で、次のような表現が使われた:
「本日18時5分ごろ、アタテュルク街区カンオールのイェニハスターネ交差点付近で起こった地雷爆発の後、関係機関によって人物特定が行われた。 20時48分以降に入手した情報によると、爆発で上級軍曹2名、兵士4名、市民1名の計7名が犠牲となった。またこの事件で市民1名が負傷した。彼はエラズー研究病院に搬送されており、命の危険はない。」
■森の中で4人が発見された
爆弾攻撃の後、航空支援を伴って始められた軍事作戦は、広範囲にわたって継続されている。事件が起こった地域に近い森で怪しい4人が発見されたことを受け、その地域へ軍警察と警察のチームが送られた。そこで捜索活動が続けられている。
■殉職者の身元判明
爆弾の攻撃で命を落とした7名のうち何名かの軍人の身元が公開された。これによると爆発で殉職した軍人のうち5名の身元は以下のとおりである:
カーディル・ダダシュ歩兵、アフメト・オール上級軍曹、ラミズ・デミル軍警察特殊部隊軍曹、ファティフ・キュチュクテルジ軍警察特殊部隊軍曹、ミュミン・コジャ軍警察兵卒、ジュマ・カラダヴト上級軍曹
■三日前のテロ攻撃で負傷した
殉職したラミズ・デミル軍警察特殊部隊軍曹は9月22日にトゥンジェリ・シェヒト・メフメト軍警察駐屯地へのテロ攻撃で軽傷を負い、治療のためにエラズー軍病院に搬送される際、今回のトゥンジェリでのテロリストによる地雷攻撃に遭い殉職したことが分かった。殉職したデミル氏は1ヵ月半後に兵役を終えたら、婚約者と結婚する計画を立てていたという。
■結婚式のための休暇から戻った日に殉職した
もう一人の殉職者、26歳のアフメト・オール上級軍曹は20日間の結婚式休暇から戻った日に殉職した。
6年間トルコ国軍に務めたオール氏は15日前、ファトマ・オールと結婚したことが分かった。オール氏は20日間のの結婚式のための休暇から戻った日に殉職したという。
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( 翻訳者:清川智美 )
( 記事ID:27702 )