「領空侵犯のトルコ機を神のお許しのもと撃墜する」―イラク兵力増強を訴え
2012年09月26日付 Yeni Safak 紙
イラク議会は、イラクの領空領内においてトルコが実行している対PKK オペレーションに厳しい姿勢を表明した。
イラク議会安全保障委員会副委員長のイスケンデル・ヴィトヴィト氏は、(PKKキャンプのある)カンディル地域を攻撃する際にトルコが犯したイラクの領空侵犯に対して厳しい見解を示した。氏は「トルコの、イラクの領空内におけるPKKを標的とした攻撃に対して、軍事的な準備をする。神のお許しの元、この航空機を撃墜するために武装化をする」とニューヨークタイムズ誌に述べた。
■ロシアからの武器
ニューヨークタイムズは、シリア危機がイラクとイランを接近させたこと、またカンディル地域でトルコがPKKの本部を標的にしていることも取り上げている。アメリカのイラク駐留軍の責任者であるロバート・L・キャスレン・Jr.は、「イラクは、領空をコントロールするほどの軍事力をもっていないことを認めており、このためとても神経質になっている。トルコの航空機がクルドの標的を攻撃するためにイラクの空域に入るたびに、これを見て、知って、そして傷ついてる」と、雑誌に述べた。一方、同誌によると、イラクの指導者は、すぐに供給されうる上空防衛システムを獲得するためにロシア交渉しているという。
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( 翻訳者:村澤 歩 )
( 記事ID:27710 )