PKK、アマノス山中も麻薬畑に
2012年09月28日付 Zaman 紙


PKK(クルド労働者党:非合法)のディヤルバクルにおける麻薬畑が世間で大きな反響を巻き起こしている中、テロ組織の同様の活動が判明した。 森林を伐採して、国有地にさえも麻薬を植えた村人たちは、収穫物をテロ組織メンバーに販売している。山中で乾燥された麻薬を何の障害もなしに、町に運ぶ麻薬商人らは、テロ組織への資金源となっている。

テロ組織PKKの最大の資金源は、麻薬である。テロの最も頻繁に起こる地域は、PKK向けの麻薬やブラックマネーのためにあたかも「安全地帯」となっている。ディヤルバクルで明らかにされた麻薬畑により、注目はPKKが活動を続けているアマノスに向かった。深い森林と険しい地形であることから、アマノ スに潜むテロ組織は、ここで特に山岳の村々の人々をお金で騙してインド大麻を植えさせている。簡単にお金を稼ぐために、彼らに言われたことを実行する村人の一部は、テロ組織メンバーに、食品を始めとする他の生活用品も調達しているとされる。山岳地帯を歩きまわるテロ組織メンバーは、収穫の時期に、 麻薬を彼らに渡さない人々を通報したり、あるいは麻薬を盗んだとされている。

アマノス山中のPKKの資金源として植え付けが続く大麻に対処する中で、ハタイ軍警察司令部と警察署チームは、捜索作戦によりテロ組織の資金源に大きな打撃を与えた。ハタイでは、軍警察と警察が行った作戦で、8か月で約350万本のインド大麻を押収した。さらに、原材料が大麻である1.5トンのコカインと 114キロのヘロインが見つかった。麻薬のために軍警察地域で193名、警察の行った作戦では203名の容疑者が逮捕され、司法当局に引き渡された。アマノスでは、国有地で点滴潅水手法により植えられた大麻が捜査の結果見つかり、打撃を受けたPKKメンバーらは、過去数カ月にサマンダー町で何カ所かで同時に火事を引き起こし、この捜査に反発したことが分かっている。サマンダーでは、森林地帯で次々と別の場所で起きた火事により、500ヘクタール以上が完全に焼失し た。捜査にもかかわらず、未だにこの火事を起こした犯人は捕まっていない。

(下略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:石川志穂 )
( 記事ID:27715 )