ファダヴィー司令官「革命防衛隊海上部隊は敵の最極秘情報にも侵入可能」
2012年10月01日付 Mardomsalari 紙

 革命防衛隊海上部隊司令官は、「今日、われわれのサイバー部隊は敵の最極秘情報を容易に入手できており、サイバー戦争の基礎を理想的な形で向上させている」と述べた。

 ファールス通信によると、アリー・ファダヴィー海軍司令官は革命防衛隊海上部隊の情報技術システムの運用開始式の席上、イスラーム革命の本質と、抑圧的覇権体制〔=アメリカを中心とする世界秩序〕の本質とについて触れた上で、「われわれとアメリカの敵対関係は、真と偽の敵対関係に他ならない」と指摘した。

 ファダヴィー氏は、「われわれは常に自己評価を行い、様々な領域において自らをその理想と比較して、強みを強化し、弱点を取り除くようにしていかなければならない」と語った。

 同氏は、敵が仮想空間において日増しに活動を活発化させ、また衛星チャンネルが〔次々と〕開設されていることについて指摘し、「反革命勢力は過去一ヶ月の間に、目に見えて〔衛星放送の〕ペルシア語チャンネルを増やしている。われわれが目撃しているこうした流れを踏まえるならば、われわれは我が国の専門家らを活用することで、これまで以上に真剣、かつ堅い意志をもって、この領域に関わっていく必要があるだろう」と続けた。

 ファダヴィー氏は情報保全の問題について触れ、「私たちのシステムに十分な安全が確保されていなければ、敵はわれわれの組織に関する情報を容易に利用することができてしまうだろう」と述べた上で、「敵は今や、われわれに関するどんなに小さな情報でも入手するためならば、数十億〔ドル〕を出費することも厭わないのである」と付け加えた。

 革命防衛隊海上部隊司令官はその上で、「革命防衛隊にとって、情報の保全は〔一国の安全保障を左右する〕マスター・キーとしての意味をもっており、最優先事項として扱われねばならない」と述べた。

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( 翻訳者:8409036 )
( 記事ID:27770 )