アラタイ副首相、「シリアが謝罪」と発表
2012年10月05日付 Milliyet 紙


アタライ副首相は、シリア政府が「謝罪した」と発表した。エル・ズビ・シリア情報相は、「兄弟であるトルコ国民に」哀悼の意を表した。

ベシル・アタライ副首相は、シリアへの越境攻撃の許可が国会で承認された後に行った発表で、シリアはアクチャカレで5人が死亡したことについて「自分たちに責任があることを認めた」と述べた。

アタライ副首相は、「シリア側は(越境砲撃を)行なったことを認め、謝罪した。同様のことはもう二度と起こらないだろうと述べている。こはは、これでよい。国連仲介の下、昨夜シリア側と電話会談した」と述べた。ウマラン・エル・ズビ・シリア情報相は、一昨日の会見で、アクチャカレに落下した弾薬により死亡した方々とその遺族、さらに「兄弟である」トルコ国民に追悼の意を表した。

バッシャール・アサド政権の公式報道機関であるSANAのトルコ語サイトの記事で、「エル・ズビ情報相は、トルコ人の女性や子供が死亡した砲撃の原因をシリアの関係当局が全力を上げて調査していると述べ、シリア政府として、遺族や、親友であり兄弟でもあるトルコ国民に追悼の意を表した」と伝えられた。同情報相は、政府系のテレビ番組でも、「近隣2か国の国境で起こり得るいかなる問題においても、両国政府が責任を持ち賢明に対応することが必要である」と強調した。

■制御困難なテロリストたち

同情報相は、両国の国境沿いに制御困難で様々な出身を持ち特別組織に属する武装テロリスト集団が存在し、この集団がシリアとトルコの安全を脅かしていると述べた。エル・ズビ情報相は、トルコへのメッセージとして、国境沿いでの事故では両国政府が賢明に責任を持って対応する必要があり、特に武装テロリスト集団が国境沿いに存在していることを深刻に考えるべきだと言葉を加えた。「シリアは、近隣諸国に対しては、親善関係と各国の主権に敬意を払いながら行動している。と話すズビ情報相は、トルコに対し、「国境警備のための協働」を呼びかけた。

ラブロフ露外相は、彼が会談を行ったシリア人政府幹部が自分に対し「国境沿いで起こっていることは悲劇であり、二度と繰り返えされない」と述べたと伝えた。ラブロフ外相は、「これがシリア政府により公式に発言されたものであることが、最も重要な点だと考えている」と話した。

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( 翻訳者:田辺朋子 )
( 記事ID:27782 )