外貨・金価格、下落へ:外為市場を混乱に陥れた犯人16名が逮捕
2012年10月06日付 Jam-e Jam 紙
テヘラン・バーザールは先週木曜日〔=10月4日〕、通常通りの活動を再開した。そうした中、外貨及び金の価格は相対的に下落し、その傾向は土曜日〔=10月6日〕も継続する見込みであることが、諸々の情報から分かった。
本紙記者の取材によると、怪しげなショートメッセージが一部の市場関係者の携帯電話に送られ、反乱分子による煽動が行われた結果、先週水曜日〔=10月3日〕、テヘラン・バーザール、特に金市場や外国為替市場の活動が混乱に陥り、休止に追い込まれる事態となった〔※水曜日にテヘランで起きた抗議デモのことを指す〕。しかし本紙記者が〔為替業者の集まる〕フェルドウスィー通りの様子を観察したところでは、先週木曜日、外国為替市場及び金貨市場は通常の活動を再開、外貨や金貨の価格も相対的に下落した。
一方で、中央銀行や民間部門の関係者らは、こうした価格の下落は本日(土曜日)も継続すると予想している。特に先週水曜日、外貨の価格を抑制するための新たな政策が閣議決定されたことに対し、市場はこの政策の実施に期待を寄せており、このことが〔外貨の〕取引業者に〔よい〕心理的影響を与え、さらなる価格の下落がもたらされるのではないかとの見方を支えている。
■ 最新の価格
フェルドウスィー通り沿いにある外国為替市場から得られた情報によると、木曜日、1ドルの価格は3000トマーンから3100トマーンの値動きだった。これは(外貨の価格がほぼ確定していた最後の日にあたる)火曜日に比べ、約300トマーンの下落である。ユーロやその他の外貨の価格については不明。
金貨及び金の価格も、下落傾向にある。先週火曜日に約13万3千トマーンだった18金1グラムの価格は、〔木曜日には〕11万4300トマーンに下落、下落幅は約1万7千トマーンだった。
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■ 外国為替市場を混乱させた犯人16名が逮捕
こうした中、テヘラン検察は外国為替市場を混乱させた犯人ら16名を逮捕したことを発表した。
テヘラン検察の広報サイトが伝えたところによると、逮捕者らの容疑は、・銀行ネットワークの外で大規模に外貨を売買したこと、・外貨の売買、ならびに密売、・組織的な犯罪集団の立ち上げ、・外貨の価格を上昇させる目的で外貨を偽装的かつ非現実的な形で取引し、そうすることで社会一般の意識の動揺と、ビジネスならびに市場の混乱を狙い、不当な利益を得ようとしたこと、そしてその結果として外貨の価格の異常な高騰と、国内の外貨をめぐる雰囲気の混乱を招き、国民の権利を損なったこと、などだという。〔‥‥〕
テヘラン検察の広報サイトはさらに、「本件では他の容疑者も司法による追及を受けており、このことについては追って発表を行う」とも記している。
ファールス通信の報道によると、逮捕者らへの取り調べはすでに始まっており、今も続いているとのことだ。
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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:27793 )