ヌーリー=ハメダーニー「抵抗経済こそ制裁に対抗する唯一の方法だ」
2012年10月08日付 Mardomsalari 紙
「偉大なるイラン国民に対して軍事的な戦いを起こす力などない革命の敵どもは、制裁という手段による戦いを選択した。しかし、
抵抗経済を強調する革命最高指導者の呼びかけによって、敵を再び打ち破ることができるだろう」。
イスラーム神学校通信の報道によると、
アーヤトッラー・ヌーリー=ハメダーニーは革命防衛隊の隊員らとの面会の中で、聖コーランには3種類の敵が存在すると強調した上で、「至高なる神は、不信心者、偽善者、そしてシオニストをムスリムの敵だとし、これらの敵に対して注意を怠らず、必要な備えをしておくよう、皆の者に求めている」と述べた。
同師はその上で、「敵に対して必要とされる備えの一つに、科学・学術面での備えというものがある。コーランには、学問や知、学問を教えることの必要性について指摘する章句が、80節存在する」と言明した。
同師は革命防衛隊の隊員らに向けて、さらに「科学や研究、技術の分野で高いレベルを保つことが必要だ。なぜならイスラームは、科学と知の宗教であるからだ。ウラマーやイスラーム神学校、特に〔ゴムにある〕ファーテメ廟周辺の神学校と関係をもつことは、あなた方の学問〔力〕を高めることになる」と続けた。
同師は軍にとって必要な二つ目のものとして、情報面での備えを挙げ、「必要な対策を行い、専門家らを活用することで、敵が何者であるのか、彼らは何を計画しているのかを正確に知り、適宜彼らに対抗していくことが必要だ」と説明した。
アーヤトッラー・ヌーリー=ハメダーニーは、装備・武器面での備えも重要だとし、「我が国の軍事産業は、日進月歩の発展を続ける必要がある。聖コーランにも、このことが多く指摘されている」と述べた。
同師はさらに、軍人たちの精神面での備えについても触れ、「あなた方軍は、神を信頼することで自ら信仰心を強化し、士気を高めておく必要がある」と指摘した。
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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:27814 )