国会議員「亡命したカメラマンは大統領府の職員だった」
2012年10月09日付 Mardomsalari 紙

 イラン国営放送監督評議会の国会監督委員を務めるビージャン・ノウバーヴェ氏は、アメリカに亡命したのはイラン国営放送のカメラマンではなく、大統領同行団の一員であり、アフマディーネジャード大統領個人が人選を行った人物だったと強調した。

 ビージャン・ノウバーヴェ氏は「ガーヌーン」通信記者の取材に対し、アメリカに亡命した人物がイラン国営放送のカメラマンであったとされる報道を否定し、「私が調査したところでは、アメリカに亡命した人物はアフマディーネジャードの同行団、ならびに大統領府の一員であり、イラン国営放送とは何の関係もなかった」と続けた。

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 国会の文化委員会の委員でもある同氏は、次のように述べた。「想像されるように、映像カメラマンないし写真カメラマンとされている件の人物は、決してカメラマンなどではなく、この人物をカメラマンと呼ぶことで、彼のことを大きく見せようとの企てが行われているのである。言うまでもなく、こうした人々はいつも敵の欲望の標的となっており、彼らを捕らえようとする罠が仕掛けられているのである」。

 同氏はさらに、「これまで度々起きてきたことだが、アメリカの警察やFBIはこうした人物とコンタクトを取り、〔甘い〕約束を与えたり、脅迫したりすることで、彼らをだまそうとしている。故に、こうした出来事が例の人物に起きてしまったことは、決して不思議なことではないのである」とも指摘した。

 テヘラン、レイ、シェミーラーナート、及びエスラームシャフル選出の国会議員である同氏は、今回の出来事の直接の責任者は大統領個人であると述べた上で、「アフマディーネジャードは自分の身内の行動について説明責任を負うべきだ」と指摘、この出来事の責任は誰にあるのかとの質問には、「この出来事の責任はアフマディーネジャード個人にある。なぜならば、彼自身があの人物を選んだことは、間違いないからだ」と回答した。

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( 翻訳者:8410016 )
( 記事ID:27869 )