サディーギー師「我々は今まで70種類もの制裁を経験」
2012年10月13日付 Mardomsalari 紙

 テヘラン金曜礼拝導師のサディーギー師は、抵抗の必要性を説いた最高指導者の演説に触れた上で、「もし我々が核エネルギーを手放したとしても、我々に対する敵どもの名状しがたい敵意と憎悪が消えることはないだろう」と述べた。

 ファールス通信によれば、ホッジャトルエスラーム・カーゼム・サディーギーは金曜礼拝における第二講話で、最高指導者の北ホラーサーン州訪問について言及した上で、次のように述べた。「革命や体制に対するイラン国民の愛着をそぐために、世界は我々を最も過酷な制裁の対象とし、国民は厳しい経済的圧迫に耐え忍んでいる。そのような状況で、信心深く、神をよく知り、理解力に富む、明敏なるこの国の民は、大いなる偉業を達成してきたのだ」。

 テヘラン金曜礼拝で説教を行ったサディーギー師は、現在の制裁は核問題に起因するわけではないとする最高指導者の演説に触れた上で、「もし我々が核〔エネルギー〕を手放したら、果たして彼らの我々に対する名状しがたき敵意と憎悪は消えるだろうか」と問いかけた上で、次のように述べた。「過去33年間にわたって、我々は70種類以上の制裁を経験してきた。我々がミサイルも核の力も持っていなかった時代、そんな時代に彼らは我々に対して制裁を加え、アメリカは我々の資産を凍結した。しかし、そのような時代において、我々の武器は、信仰、宗教、そしてジハードであったのだ」。

 同師はさらに、「その後、他の制裁が発動された。彼らは国内で民族問題を扇動し、治安の炎を燃え盛らせようとしたのである」と続けた。

 サディーギー師は、政府が一部の政策をきちんと考慮に入れていたならば、国民への圧迫もより小さなものとなったであろうと指摘した上で、「補助金改革は、極めて大きな仕事であったが、しかし国民にお金を支給する一方で、〔国内の〕製造業への支援が疎かになっており、そのことが我々をこれほどまでに苦しめる原因となっているのだ」と語った。〔‥‥〕

 同師はまた、「トルコはNATOが以前に立てた計画に従い、彼らのささやきに引っかかる形で、イスラエルにとって目の上のたんこぶとなっている国〔=シリア〕への攻撃を模索しているのだ」と指摘した。

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( 翻訳者:8410068 )
( 記事ID:27909 )