「先生を連れて行かないで!」―村人らPKKの教師誘拐に抗議、教師ら解放
2012年10月17日付 Milliyet 紙

ウードゥル県カラコユン郡のブラクバシュ村で働く教師6名がPKKによって誘拐されたことがわかった。

ウードゥル県カラコユン郡のブラクバシュ村に押し入った2人の武装テロリストが、小学校で働く19人の教員のうち6人を誘拐した。市の中心から21キロメートル離れたところにあるブラクバシュ村での事件は、本日(17日)12時に発生した。2人のテロリストはライフルを持ち村へ押し入り、昼休みに職員室を襲撃。19人の教員のうちウムト・ギョルケム・セヴィンチさん、エルシン・カラカヤさん、ソネル・エルさん、メフメト・コチュババさん、リュトゥフ・アトゥルムシュさん、アブドゥッラー・エネス・エルさんを武器で脅して学校から外へ連れ出した。
テロリストが学校へ押し入ったのを目撃した村人達は、学校の前で集まり教員達を支援した。「先生を連れて行かないで」と懇願したと説明するメフメト・ギュルテキン村長は、「テロリスト達は武器を村民に向け、近寄らないよう言いました。教員達が連れ去られたことを生徒達は泣いて悲しみましたが、テロリストは一顧だにせず、6人の教員をアール山(アララト山)のコルハン高原に向かって連れて行きました。事件が起こった時、私達は治安部隊へと知らせました。その後教員達がアール山へ連れて行かれるのを涙ながらに見守っていました」と話した。

■1時間後に解放

PKKのテロリスト達は、連れ去った6人の男性教員を1時間後に解放した。教員達はアール山のコルハン高原から下り、村の近くで車で待機していたブラクバシュ村のメフメト・ギュルテキン村長に迎えられ、その後村へと戻って来た。教員達は1時間テロリストのプロパガンダを聞かされ、とても恐かったと話し、学校で他の教員や生徒と抱き合った。教員と生徒は喜びの涙を流す一方で、治安部隊は、この地域で行動を起こしたテロリストを無力化するべく軍事行動を始めた。

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( 翻訳者:榎本有紗 )
( 記事ID:27922 )