■ユーロ月次最高水準へ
2012年10月18日水曜日『アル=ハヤート』
【ロンドン:ロイター】
ユーロは昨日10月17日、取引業者らが確認したように、ドイツがスペインの債務保証計画提出を歓迎したとの報道以来、4週間ぶりに円やイギリス・ポンドに対して最高値に達した。また、この統一通貨(=ユーロ)は、ゴールドマン・サックスの強力な活動より追加支援を引き出した。そのため、ユーロは1ユーロ102・995円に上昇し、1イギリス・ポンドに対し1ユーロ81.02ペンスを記録した。同様に、市場取引時間中、対ドル価格は1ユーロ1.30515ドルに達したが、取引業者らは1ユーロ1.3030ドルの時点で損失防止のための買い注文が入ったことを確認した。一方、ドルは過去4週間で対スイス・フランで最低水準に値下がり、1ドル0.92625フラン となった。これに対し、ドルは円に対しては月次最高値を記録し、アメリカの小売り販売が予想よりも好調だったことを受け、対円価格の抵抗線を試す展開となった。「ソフトバンク」と「スプリント」との買収契約という幸運に支えられたドルに対する強気の心理と、日本銀行によるさらなる金融緩和見通しが強まった。アメリカ・ドルは、0.3%値上がりして1ドル79.88円、豪ドルに対しては0.1%高の1豪ドル1.0266米ドルに上昇したが、しかしながら先週記録した1.0294ドルという高水準にはまだ達していない。
昨日、金の価格は今月の最低価格をつけた一昨日の損失を回復して上昇した。これは、ドル安、株式市場の値上がり、鉱物価格の下落を受けて需要が回復したためである。金の現物価格は、一昨日の1オンス1728.75ドルという月間最安値から離れ、0.2%値上がりの1オンス1738.80ドルに上昇した。一方、12月引き渡しのアメリカの金の先物は、2.90ドル値上がりして1オンス1740.50ドルとなった。銀は0.2%の伸びを示し32.81ドルとなりパラジウムが0.9%増の635.50ドルを記録する中、プラチナは1635.49ドルを保っている。
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( 翻訳者:渡真利菜々 )
( 記事ID:27932 )