革命最高指導者、北ホラーサーンで演説「大言壮語の文化を広めてはならない」(下)
2012年10月13日付 Mardomsalari 紙

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は科学〔論文〕の生産分野において、イランの世界でのシェアが2%上昇したことに言及し、「これらの進歩はすべて、制裁や圧力といった困難な状況下で、組織化された金銭的・精神的バックアップがないにもかかわらず、やる気を失わなかった、専門的知識の豊富な一部の若者たちの努力によって、始められたものなのである」と指摘した。

 同師はまた、「このような状況下にあって、これらの科学的・学術的な大躍進は、〔イラン国民に〕希望を与えるものであり、また自らを信じ、前進を続けていく精神が青年層に存在していることを示しているのである」と述べた。

 イスラーム革命最高指導者はその上で、「学校や大学では常に、未来への希望や〔前向きな〕行動、快活さというものを〔若者に〕吹き込む必要があるのであり、絶望や失望といったものを〔若者に〕囁くようなことは、厳に慎まねばならない」と強調した。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下はまた、若者が偽りの神秘主義に陥らぬよう注意することが重要だと、教員や教授らに勧告した。〔‥‥〕

 イスラーム革命最高指導者はまた、一部の会見で読み上げられる文章や詩歌に苦言を呈し、「人々が自分たちに奉仕してくれる人たち〔=政府関係者など〕に親愛の情を表明することは、それ自体好ましいことであり、イスラームもそれを認めているが、しかしこうした親愛の情の表明は、〔‥‥〕誇張したことを言うことのきっかけとなってはいけない」と強調した。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下はその上で、「誇張された称賛や大言壮語の文化が広まらないようにしなければならない」と指摘した。

 イスラーム革命最高指導者はまた、北ホラーサーン州の軍、治安、ならびに民兵組織バスィージの各部隊が参加した合同朝礼の場で、〔‥‥〕軍は国民の心の安定の源であり、外国人の侵略主義的妄想に対する「ワクチン」なのだとし、「イラン国民はイスラームの教えに従い、決して侵略的な民などではないが、しかしいかなる侵略に対しても屈することはない」と強調した。

 同師はまた、覇権主義者たちが戦争を煽るのは、武器を売り、資本家たちに従属した軍需産業を活況にすることが狙いなのだと強調した上で、「国民が一般的な備えをしっかりとし、また軍が国防上の備えを万全にすることこそ、戦争を煽ろうとする〔西洋の〕権力主義者たちの気持ちを萎えさせ、あるいは彼らからそうした気持ちを奪う唯一の方法なのである」と述べた。

 同氏はさらに「イランはかつてのどの時代よりも、敵に対して自らの力強さを感じている。この感覚は事実に基づいたものである」と述べた。

〔‥‥〕

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( 翻訳者:8409131 )
( 記事ID:27944 )