イラク、巡礼一行を足止め
2012年10月21日付 Radikal 紙


ビザの手続きが完了していない、約200台のバス一杯の巡礼者が、モースル近郊で軍によって足止めされている。

イラクのビザを取得していないという理由でサウジアラビア国境から戻され、2日間イラク北部にあるザホで足止めされていた約2000人のトルコ人のうち、一部はビザを取得し(メッカに向け)出発したが、再度足止めされたと伝えられた。

サウジアラビアへの入国を希望しているが、ビザを取得していないという理由で戻された約2000人のトルコ人巡礼者の大部分がビザを取得できたと報じられた。ザホから200台のバスの一団で出発したトルコ人巡礼一行は、モースル地域のカシヤット村近郊でバクダット政府の軍によって足止めされ、通行許可が与えられなかったと伝えられた。

ザホに60キロのところにあるカシヤット村近郊で足止めされたトルコ人がサウジアラビアへの入国許可を与えられたのかどうかは未だに判明していないという。軍によって取り囲まれたトルコ人の一行は、いつまでこの地域に足止めされるのかも明らかではなく、メディア関係者もこの地域への立ち入りを許可されていない。

本紙が電話で取材した巡礼一行のメンバーであるメフメト・アビさんは、2日間ザホで足止めされた後、今朝ビザの手続きが完了し、パスポートを受け取ってサウジアラビアに向けて出発したと述べた。アビさんは、「このツアーを企画した会社は、バクダットのビザを取得したパスポートを私たちに渡した。私たちは約200台のバスで出発した」と述べた。
クルド自治政府の地域を通過後、モースルのカシヤット村近郊でバクダット政府の軍によって足止めされたと述べたメフメト・アビさんは、「武器を持った軍隊が私達の前を塞いだ状態だった。私達に許可が与えられたのかどうかも明らかではない。サウジアラビアへの通行許可を与えるつもりなのか、あるいは、再度トルコに戻されるのかも私達は知らない。私達は朝から待っている」と述べた。

■彼らは解放された

巡礼の一行は、約5時間モースルのカシヤット村近郊で足止めされた後、旅を続けられることとなった。トルコ人を乗せた200台のバスからなる一団は、サウジアラビアに向けて出発したと報じられた。
一方、ビザの手続きを終えたが、モースルでの足止めのためにザホで待っていたバスも出発する予定であると報じられた。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:27974 )