エジプト:76000戸の住宅の入札に75億ポンド 政府は建設業者に20億ポンドを支払う
2012年10月22日付 Al-Ahram 紙


■76000戸の住宅の入札に75億ポンド 政府は建設業者に20億ポンドを支払う

2012年10月22日 『アル=アハラーム』

【カイロ:サハル・ザハラーン、バダウィー・アルサイイド・ナジーラ】

 市場を活性化し、投資を促進する努力の一環として、政府は建設業者に対して支払が遅れていた20億ポンドを支払うこと決定した。
 同時に、地方の諸県における76000戸の住宅建設に対し75億ポンドの費用で一般入札公告の手続き開始を決定した。この入札に関わる作業は18カ月間の間に完了すると予定されている。

 国際協力・計画大臣のアシュラフ・アル=アラビー氏は、昨日開催されたヒシャーム・カンディール首相と経済関連担当大臣らとの会議の直後、以下のように述べた。
「建設業者に滞納されている代金を支払うことは、投資の動きの活性化を助けるだろう。また、国家予算の赤字は今年度の第一四半期中に500億ポンドに達している。そのため、政府は4%を超える成長率の実現のために努力し、最近の措置により政府は市場の刺激を狙いとしている。」

 一方で、建設中央機構長のムハンマド・アル=カーディー少将は、新しい住宅ユニットは正味でアパート1軒当たり75平米を超え、社会様式に従ってそれぞれの県に適した様々なモデルを用意する予定であると述べた。加えて、これらのアパートにはエレベーター、太陽熱を利用した湯沸かし器、プリペイドカードで電気料金を支払う配電設備が完備され、完全に仕上げが終了するまでは住宅の引き渡しは行われないと明らかにした。

地方諸県の集合住宅供給計画の調整委員会によって任命されたマグディー・モーリス技師は、以下のように強調した。建設作業は、水、電気、下水、道路を含むインフラ設備が完全に供給された後に始まるだろう。また、評判が良い会社以外は入札に参加することを許されないであろうと指摘し、アパートや諸設備の品質基準の遵守を保証するために、建設を担当する会社は専門のコンサルタント機関の監督下で業務を行うことになると指摘した。

モーリス技師は、革命の間に要求を提出した国民の中からこの住宅ユニットに入居する資格がある人々の選択が行われる予定であり、現在法案作成中の新・集合住宅供給法は、これらの住宅を入手するための条件を規定するだろうと付け加えた。

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( 翻訳者:西方真帆子 )
( 記事ID:27977 )