「血の復讐」事件、5人が銃殺される―ディヤルバクル
2012年10月24日付 Hurriyet 紙
ディヤルバクルのディジュレ郡ウーラク村での血の復讐が原因で、乗用車一台が襲撃され子供1人を含む5名が死亡した。
ディジュレ郡からウーラク村へ帰宅途中だった子供1名を含む6名を乗せた乗用車は、村まで約2kmのところで武装した一人の襲撃犯が築いたバリケードで停止させられた。武装した襲撃犯は、全員を車から出し、名前が明らかにされていない運転手を道端に離し、ラマザン・ビルゲさん、ラティフェ・ビルゲさん、ラマザン・アケルマさん、ハジェル・アケルマさん、そして5歳であったイブラヒム・アケルマ君の5名を横一列に並ばせ、オートマチック銃で射殺した。
■山岳地帯へ逃亡
エーイル郡出身で同郡に住民登録されている、名前が明らかにされていない運転手は、この血の復讐に無関係であったため、殺されなかったと言われている。(敵対していた)相手を射殺した襲撃犯は、その後、事件現場から山岳地帯へと逃亡し、行方をくらました。治安部隊は襲撃犯の逮捕に向けて捜査を開始した。襲撃が行われた現場では、ガラスの破片や血痕が見受けられた。
「血の復讐」の関係にある2家族が同じ村で暮らしていることが判明し、軍警察は村の内部や周囲で新たな事件が起きないよう厳戒態勢をとった。村へ通じる道も警察が警備し、村に来た人や車は厳重な検査を受けたのち、村へ入ることが許可されている。外国人は村へ入ることを禁止されているという。
被害者の遺体は救急車によって、検死を行うディジュレ国立病院へと搬送された。事件のことを聞きつけた遺族たちも緊張した面持ちで病院の前に待機し始めた。警察と軍警察は、病院の出入り口と周囲を厳重に警備していた。この事件によって、ディジュレ郡は緊張した静けさに包まれている。
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( 翻訳者:小幡あい )
( 記事ID:28006 )