10月22日付テヘラン・タイムズ4面に掲載されていた写真を転載
韓国でエンテハーブ・グループ〔※〕の資産が凍結されたことに抗議して、同社の従業員・労働者らが昨日(日曜日)、テヘランにある韓国大使館前で抗議集会を開いた。
※訳注:エンテハーブ・グループはイランの企業グループの一つで、おもに家電を扱う。Snowa社やhaierplast社を束ねている。
イラン国営通信によれば、同社の労働者らは内務省の許可を得て、シェイフ・バハーイー通りにある韓国大使館前で集会を行った。
同社は3年前に韓国で競売に参加、この競売で契約を勝ち取り、前金として7000万ドルを支払った〔※〕。しかし、イランに対する一方的な制裁を受け、この売買契約は無効となり、同社の資産は凍結された。
※訳注:エンテハーブ・グループは2010年に、経営危機に陥った韓国の大宇(Daewoo)グループから大宇エレクトロニクスを買収した。
他方、韓国は近年イランに対する最大の商品輸出国の一つとなっている。イランは以前、韓国がアメリカの制裁に従うならば、韓国からの商品の輸入を一切禁止すると警告していたが、こうしたスタンスによって韓国側は〔対米追随的な姿勢から〕後退していた。この集会では、外交警察と治安部隊が抗議集会参加者の安全を確保した。
韓国大使館前での同グループの労働者らによる抗議は、彼らの要求を検討すると韓国大使が約束したことで、3時間で終了した。
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( 翻訳者:8410068 )
( 記事ID:28038 )