イラン、シオニスト体制によるスーダン空爆を非難
2012年10月27日付 Jam-e Jam 紙


 スーダンの武器工場に対してシオニスト体制が行った、正当化しがたい不意打ち攻撃は、なぜ国際機関、中でも国連安保理はシオニスト体制によるこうした無法行為に対して、何の反応も示そうとしないのかという疑問を、再び提起する出来事となった。

 この攻撃に対し、大半のムスリム諸国やアラブ諸国は非難を声を上げているが、しかしシオニスト体制を支持する西洋諸国は、依然として沈黙したままである。しかし多くの中立的な観察者らは、こうした行為は国際法に明確に反するものであると指摘している。

 先週火曜日〔23日〕の夕方、シオニスト体制が保有する4機の戦闘機がスーダン領を襲い、ヤルムーク武器工場を攻撃した。この攻撃によって恐ろしい爆発と火災が発生し、2人が死亡、数名が負傷した。この爆発によって、市民らは極度の恐怖を体験した。

 この攻撃を受け、スーダン政府は公式の反応として、攻撃に対して報復する権利があるとの姿勢を示した。また国連安保理に対し、この件に関して行動を起こすよう求めた。

 スーダンは2011年4月〔※2009年の誤りか?〕にも、シオニスト体制によるミサイル攻撃を受けたことがある。他方、イスラエル政府はいずれの攻撃についても、自身の関与を否定も肯定もしていない。

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イラン、シオニスト体制によるスーダン空爆を非難

 シオニスト体制の戦闘機がスーダンの領土に対して空爆を行い、同国の首都近郊を爆撃したこと受け、イラン・イスラーム共和国外務省はこの侵略的行為を強く非難した上で、国際法に違反し、国家主権や領土の一体性という原則に反する行為だとの認識を示した。

 ラーミーン・メフマーンパラスト外務報道官は、エルサレム占領体制による今回の正当化不可能な行為について、同体制の野蛮な性格に由来するものだと指摘し、さらに地域の緊張を増幅させる行為だと強調した。

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介
されています。)

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:28048 )