■UAE株、域内最大の上昇
2012年11月4日『アル=ハヤート』
【アブダビ:シャフィーク・アル=アサディー】
アラブ首長国連邦の二つの金融市場は、去る10月に利益を上げた湾岸4市場の首位に立った。クウェート市場は政治的混乱の影響で3.61%後退し、バハレーン市場は2.71%、サウジアラビア市場は0.71%それぞれ後退した。「ムバーシル」社の報告書によると、10月のドバイ市場の株価推移は2.6%(40.82ポイント)の上昇でプラスとなり、これは9月末の1578.79ポイントに対し10月最後の取引を1619.61ポイントで終えた結果であるという。
株価上昇はグリーンゾーンでの取引終了後、21取引のうち11取引で記録され、反対に下落して取引を終えたのはわずか10取引であった。市場全株指数は1608.94ポイントで終了した初日の取引において当月の最大の上げ幅を記録し、これは1.9%(30.15ポイント)の上昇であった。一方、最大の下げ幅を記録したのは1622.1ポイントで終了した日であり、これは1.17%(19.24ポイント)の下落であった。また、終値の最高は1654.42ポイント、最低は1604.02ポイントであった。
同報告書は、この上昇は9月との比較におけるあらゆる面での取引の拡大、すなわち21日間の取引総額が前月の30億ディルハムに対し31億ディルハム(8億4390万ドル)に達し3.4%上昇したこと、また総出来高が前月の27億株に対し29億株に上り7.4%増加したことに伴うものであると指摘した。さらに総取引数が37471件から38546件へと2.9%増加したこと、中でも不動産部門は9億1390株、15億ディルハムの取引によって総取引額が48.2%増し、時価総額の約31.5%を占めたことを明らかにした。
また同報告書は、アブダビ市場の10月の株価推移の結果はプラスであった、すなわち月末の終値が9月末の2605.41ポイントから2672.43ポイントに達し、株価指数が2.57%(67ポイント)上昇した。この月末の終値は月間最高の終値であったが、一方で終値の最低は2634.92ポイントであった。株価指数の上昇は5分野の好調に支えられたが、その反面残りの4分野は不調であったと伝えた。
(後略)
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( 翻訳者:渡辺真帆 )
( 記事ID:28132 )