在外トルコ系子女支援予算増額へ、「キリスト教徒にさせてはならない」
2012年11月06日付 Milliyet 紙
ベキル・ボズダー副首相は、宗務庁の2013年度予算を、2012年度比で18.34%引き上げ、46億464万9千トルコリラに増やすことを明らかにした。
ボズダー副首相は、トルコ大国民議会(TBMM)の予算委員会で、宗務庁、在外トルコ人管轄局とトルコ協力開発機構(TIKA)の予算案を提示した。それによると、宗務庁の2013年度予算を、2012年度より18.34%増の46億464万9千トルコリラに増やすことを明らかにし、予算の81.28%を人件費、13.79%を社会保障機関への国費支出、3.05%を物品・サービス調達費、1.39%を資本支出費(投資など)、0.49%を為替費にあてると述べた。
ボズダー副首相は、在外トルコ人管轄局のために1億6721万1千トルコリラ、トルコ協力開発機構には9979万1千トルコリラの予算を案を提示したと話した。さらに、トルコ協力開発機構予算の内訳として、1620万2千トルコリラは中央アジアとコーカサス地方、2209万7千トルコリラはバルカン地方と東ヨーロッパ地方で行われる事業に分配されることを明らかにした。
ボズダー副首相は、在外トルコ人管轄局に関する予算を提示する際に興味深いことを述べた。ヨーロッパではトルコ系子女4千人が、こども青年局を介してそれぞれの家族から離れ、キリスト教の家族に引き渡されていることを明らかにしたのだ。ボズダー副首相は、「まるでキリスト教徒化キャンペーンである。このような悲劇と同化に我々は立ち向かう」と述べた。
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( 翻訳者:小幡あい )
( 記事ID:28166 )