ヘリコプターが墜落し、17人が殉職した地域にあるキョプリュチャイ村のフェルセト・チフッチ村長は、地域で昨日、クルディスタン労働者党 (PKK)に対して開始された軍事作戦は中止されたと話した。チフッチ村長は「ヘリコプターがハサンテペにある高さ100mの岩にぶつかった」と語った。
スィイルト県エルフ郡に属するキョプリュチャイ村近くに墜落した軍用ヘリが起こした事故の詳細が、明らかになってきた。ラディカル紙のインタ ビューに答えたキョプルチャイ村のフェルサト・チフッチ村長は、シコルスキー型のヘリコプターは、昨日、PKKに対し治安部隊によって開始された軍事作戦を支援するためにこの地区へ派遣された軍警察特別機動隊(JÖH)を輸送していたと話した。チフッチ村長は、部隊にはパイロット、武器エンジニア、中尉階級を含む将校、下士官、上級軍曹がいたが、全滅してしまったと語り、「ヘリコプターはビルカ高原と呼ばれる地域のハサンテペにある高さ100mの岩にぶつかった」と話した。
■雨のあと濃霧が発生
チフッチ村長は、この地域で昨日降り始めた雨の影響で、濃霧が発生したと説明し、「普段、ここで濃霧は発生しません。しかし昨晩降り始めた雨の影響で今日は濃霧が出ました。そのことも事故につながった」と話した。軍事作戦地域の村落警備兵からも知らせを受けていたと説明するシフトチ村長は、「ヘリコプターは岩の真ん中にぶつかり、まっすぐ下に墜落したらしい。残骸になってしまったが、爆発はしなかったようだ」と話した。事故のあと、軍事作戦も中止になったと述べたチフッチ村長は、「17人の殉職者を出したあとも続けられるとは思わない」と話した。チフッチ村長は、この地域で1999年に起こった別のヘリコプター事故を思い起こしながら、当時の事故では看護師を載せた軍用ヘリコプターが村の中に墜落したと話した。そして、「あのヘリコプターからも救出された者はいなかった」と言った。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:山本涼子 )
( 記事ID:28196 )