9時5分、1分の黙祷今年も―アタテュルク没74周年
2012年11月10日付 Milliyet 紙
車をとめて黙祷する人々
車をとめて黙祷する人々

トルコ共和国建国の父、ムスタファ・ケマル・アタテュルクの没74周年が、ボスポラス大橋を渡るトルコ市民によって迎えられた。市民らはサイレンが鳴り始めた9時5分に車から降り、アタテュルクのために黙祷した。大橋では交通が止まってしまった。トルコ国旗を広げる市民もいた。1分間の黙祷の後、再び車が動き始めた。

■カドゥキョイ市で弔意を表す人々の列

トルコ共和国建国の父、ムスタファ・ケマル・アタテュルクの没74周年を迎え、カドゥキョイでは「アタテュルクへ弔意を表す列」が組まれた。

カドゥキョイ区のボランティアは、トルコ国旗とアタテュルクのポスターを持ちながら、朝早くからボスタンジュ海岸通りに集まり始めた。

ボランティアの人々は、アタテュルクが亡くなった9時5分に鳴り始めたサイレンと共に、長さ6キロに及ぶフェネルバフチェーボスタンジュ海岸通りで、「アタテュルクへ弔意を表す列」を組んだ。

参列した人々は黙祷の後、トルコ国歌である「独立行進曲」や、「建国10周年行進曲」を歌った。

また、海辺でサーフィンをしていたグループも9時5分に黙祷した。

■アタテュルク空港では

トルコ共和国建国の父、ムスタファ・ケマル・アタテュルクの名にちなんだアタテュルク空港でも、彼を偲び黙祷が捧げられた。空港では2分間の黙祷が捧げられ、外国人旅行客も黙祷に加わった。9時5分にトルコ語と英語でアナウンスが流れ、空港の職員、出入国係官、旅行者が偉大なリーダーに黙祷を捧げた。国外線ターミナルの出国ゲートには巨大なアタテュルクの写真とトルコ国旗が掲げられ、空港の職員たちが一列に並んだ。アタテゥルクの写真がプリントされたTシャツを着た2名の職員、黙祷する母子、そこにパスポート審査の中断が加わり、面白い光景を生みだしていた。空港のエプロンでは、飛行機のドアのところに立ち、仕事を中断している職員たちの姿があり、これもまた面白い光景となっていた。

■ヴァタン通り

ムスタファ・ケマル・アタテュルクの没74周年を迎え、サイレンが鳴り響くのと同時に、ヴァタン通りを通る運転手は黙祷を捧げるため車を停めた。クラクションを鳴らしてサイレンに応えていた運転手の何人かは、車から降りて1分間の黙祷を捧げた。

■警察署で弔旗が掲げられる

ヴァタン通りのイスタンブル県警察署でもアタテュルク没74周年のため、弔旗が掲げられた。警備警察官や警察署前を通りすがる歩行者も1分間の黙祷を捧げた。

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( 翻訳者:松永拓人 )
( 記事ID:28197 )