イスラエル状況めぐり、オバマ・エルドアン電話会談
2012年11月17日付 Milliyet 紙


レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、米国バラク・オバマ大統領、ロシアのウラディミル・プーチン大統領との電話会談をおこなった。会談では、イスラエルがガザに向けて開始した攻撃に関して議論された。エルドアン首相は、まず米国バラク・オバマ大統領との電話会談をおこなった。

首相府の関係筋からの情報によれば、ガザでの緊張の高まりを受け、今夜、エルドアン首相と米国バラク・オバマ大統領の間で電話会談がおこなわれたという。
会談では、両首脳はともに、現状の緊張状態がパレスチナに関する和平プロセスや、その地域にとって、負の影響を与えるものであると懸念していると伝えられた。
エルドアン首相とオバマ大統領は、現状の緊張がこれ以上増長しないよう、当事者間の衝突が早急に停止されなければならないとの合意を得た。また、停戦のために、両国首脳は必要な接触を行っていくとされた。

エルドアン首相は、イスラエル-ガザ間の攻撃に関し、オバマ大統領との会談後、ロシアのウラディミル・プーチン大統領とも電話会談をおこなった。

首相府筋の情報によると、会談では、エルドアン首相とプーチン大統領は問題について相互に見解を交換した。また両者は、攻撃がより深刻な状況に陥らないよう、停戦を確かなものにすることが大変重要であると強調。エルドアン首相とプーチン大統領は会談中、ガザに関して行ってきた接触について、お互いに情報を交換した。また2012年12月3日のトルコ-ロシア首脳協力会議では、イスタンブルで一堂に会せることに喜びを感じていると述べたと伝えられた。

ホワイトハウスの発表では、米国バラク・オバマ大統領とレジェプ・タイイプ・エルドアン首相の電話会談では、イスラエルとガザ自治区で勢いを増す武力攻撃が取り上げられた。
同発表では、イスラエルとガザ自治区で勢いを増す武力攻撃について議論するためオバマ大統領がエルドアン首相に電話をかけたという。両国首脳はイスラエルとパレスチナ側の市民が危険にさらされていることについて、共通の不安を感じていると述べた。また、同時にオバマ大統領とエルドアン首相は攻撃停止に関して同じ要求を共有している、と語ったという。

さらに発表では、オバマ大統領とエルドアン首相が、目下続く武力包囲が、同地域の健全で永続的な平和の維持という望みを危険にさらしている、との意見で合意したことが明らかになった。
また同時に、オバマ大統領が中東和平という目標に近づくため全力を尽くすと強調したことも伝えている。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:28277 )