撤去の進むヴァンで仮設住宅で、一部の仮設、壊される
2012年11月19日付 Zaman 紙
ヴァンの地震後に建てられた仮設住宅について、永住型住宅の完成に伴い撤去が始まった。
こうした中、ヴァンで最初に閉鎖された仮設住宅地区のひとつで、社会活動事業で使用されていたチャルパナク地区の仮設住宅が何者かにより破壊された。窓ガラスや壁が壊され、床がはがされた仮設住宅の様子は、これに気づいた市民の反発を招いている。
ヴァンでは、マグニチュード7.2と5.6の地震が起きた後、災害緊急時対策庁(AFAD)によって県中心部の29か所に仮設住宅地区が建設された。被災者が永住型住宅へ転居したことにより、空室となった仮設住宅の撤去が徐々に進められている。ヴァン―エルジシュ間の道路沿いにある548戸からなるチャルパナク地区の仮設住宅は、10月5日に解体され、シリアからの難民のためにガズィアンテプのニズィプ郡に送られた。しかし、地区の住民が礼拝所や幼稚園、公共目的で使用するためにつくられ、まだ撤去されていなかったコンテナが、身元不明の人物らによって破壊された。コンテナの破片が周囲に散乱する中で、地区内の下水道のマンホールの蓋が開いたまま放置されていることは、衛生面で問題を引き起こしている。
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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:28289 )