国会議長「パレスチナ支援は軍事的なものだったことを高らかに表明する」
2012年11月22日付 Mardomsalari 紙

 国会議長は、国会議員らはパレスチナの人民と共にある用意があると述べた上で、「われわれのパレスチナ支援が物質的・軍事的側面を有するものだったことを、高らかに表明する」と述べた。

 ファールス通信の報道によると、アリー・ラーリージャーニー国会議長は〔‥‥〕「シオニスト体制によるガザ攻撃をめぐっては様々な議論が出ているが、それらの議論で共通しているのは、シオニスト体制が計算違いをしているということだ」と述べた。

 ラーリージャーニー国会議長は、孤立から抜け出すためならハマースを攻撃することも可能だなどとシオニスト体制は想像していたと指摘した上で、「パレスチナ人民はイマーム・ホセインのアーシューラー・モデル〔※〕によって、シオニストたちに立ち向かった。もちろん、イラン国民からも助言を得ていた」と述べた。

※訳注:「アーシューラー」とは預言者ムハンマドの孫でシーア派第3代イマーム(指導者)のホセインとその一族郎党が、ウマイヤ家によって惨殺された日のこと。正義のためならば命を賭してでも戦うことの重要性を象徴している。

 国会議長はまた、「ミサイルとともに、聖戦という名の武器こそシオニストたちへのガザ人民の断固たる回答だったのだ」と述べた上で、「シオニスト体制はパレスチナ人民の力強い応答によって、かつてないほどの崩壊状態にいる。シオニスト体制はこの事件で、手痛い損失を被るだろう」と強調した。

 ラーリージャーニー氏はまた、「われわれがパレスチナ国民とハマースを支援したことを、ここに高らかに表明する。最も厳しい状況下でも、われわれはパレスチナ人民のそばに寄りそうことを、ここに高らかに表明する」と述べた。

 同氏はその上で、「パレスチナ人民に対するわれわれの支援が物質的・軍事的側面を含むものであったことを、われわれは誇りに思っている。ただ座って会議を催しているだけのアラブ諸国は、パレスチナ国民が必要としているのは演説や会議などではないということを知るべきだ」と続けた。

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介
されています。)

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:28319 )