革命防衛隊総司令官「イランはファジル5ミサイルの製造技術をガザに提供」
2012年11月22日付 Jam-e Jam 紙
イスラーム革命防衛隊総司令官は、イランはいかなる武器も直接ガザには送ってはいないと述べた上で、「強権的な者たちや抑圧者らに立ち向かっている、ガザやその他の虐げられた〔世界の〕諸国民、ないしムスリム諸国民に対してわれわれが提供しているのは、軍事分野での技術のみである。われわれはこうした技術移転をこれからも続けていく」と述べた。
メフル通信の報道によると、モハンマド・アリー・ジャアファリー少将はバスィージ映像システムの開所式の傍らで記者団に対し、抵抗こそガザ人民を救うことのできる唯一の方法であるとの認識を示した上で、「もしほんの少しでも略奪者イスラエルと妥協しようものなら、それは彼ら〔=パレスチナ人民〕の利益を損ねるものとなろう。勝利は、抵抗の甘美なる味わいを経験することでのみ可能となろう」と語った。
同司令官はその上で、「誇り高きガザのムスリム人民は最後の血の一滴まで、イスラエルという獰猛な体制に抵抗するだろうと、われわれは確信している」と続けた。
革命防衛隊総司令官は、「イランはガザに武器を送っているのか」との質問に対し、「イランはムスリム、そして世界の虐げられし者たちを助け、強権的な者たちや抑圧体制に対抗するために、テクノロジーや技術の分野での援助を行っている。ガザでわれわれが行っているのも、こうした論理に則ったものだ」と答えた。
同氏は、イランはガザに対して武器を送ってはいないと強調した上で、「ガザにミサイルを送ることは、われわれには不可能だ。しかし、虐げられたすべての諸国民、特にガザに対する経験や技術の移転は行っている」と付け加えた。
ジャアファリー司令官は、イラン・イスラーム共和国はファジル5ミサイルの技術を〔ハマースなどの〕抵抗軍に提供していると再度強調した上で、「現在、このミサイルの生産が数え切れないほど大量に行われているところだ」と述べた。
同氏は「イランはガザでの停戦に反対しているのか」との質問には、「われわれはガザ人民の利益になる形での停戦を望んでいる。こうした停戦は力強さを伴うものでなければならない」と述べた。
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(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介
されています。)
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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:28320 )