革命最高指導者「ガザは力強き防衛以外に道はないということを示した」
2012年11月22日付 Jam-e Jam 紙
イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は昨日、〔‥‥〕民兵組織バスィージはイスラーム革命の奇蹟であると評し、国家、国民、革命、そして歴史は永遠にバスィージを必要としていると指摘した上で、バスィージの活動の質的向上を訴えた。
同氏はまた、ガザ地区への攻撃というシオニスト体制による野蛮な犯罪行為は同体制指導者たちの驚くべき獰猛さを示すものだと指摘し、ガザ人民の殺戮を支持するという米英仏の憎むべき暴挙について触れて、次のように強調した。
イスラーム諸国、特にアラブ諸国はこの問題で自らの振る舞いを改めるべきだ。虐げられながらも勇敢で、誇りを失わないガザ人民を助け、同地区の封鎖を打ち破るべく努力することが必要だ。イスラーム共同体はガザ人民による勝利に満ちた抵抗に倣うことで、抵抗と堅忍不抜の精神こそ、救いを見出し、イスラームの敵を打ち破る唯一の方法であるということを知るべきである。
アーヤトッラー・ハーメネイー閣下はこの集会での演説の重要部分を、ガザ地区で起きたここ最近の事件についての言及に割き、次のように指摘した。「ガザの罪なき民間人を攻撃するというシオニストたちの野蛮さに対して、イスラーム世界の良心が動かされて然るべきである。ムスリム諸国民の偉大なる運動に、新たな精神が吹き込まれるべきである」と強調した。
同師はガザ攻撃におけるシオニスト体制の動きについて、様々な側面から説明を行う中で、「ガザ攻撃における占領体制の指導者たちの驚くべき獰猛さは、彼らがきわめて野蛮で、人間性のかけらもないということを示すものだった」と語った。〔‥‥〕
同師は抑圧体制の指導者たちがシオニストたちの犯罪を明確に支持したことを強く批判した上で、「米英仏は冷酷無比なシオニスト体制に対して、眉をしかめようとすらしなかった。彼らはこの犯罪者たちを支持し、応援し、支援することで、粗暴で憎むべきイスラーム共同体の敵がいかに道徳や人間性から遠いところにいるかを示した」と指摘した。
同師はその上で、「シオニストたちによるガザでの野蛮な惨劇を支持した抑圧諸国、特にアメリカの指導者たちにどうして、恥ずかしげもなく人権について口にする権利などあろうか。彼らはどうして、その他の諸国民・諸国家を裁く立場にいることなどできるのだろうか」と付け加えた。
革命最高指導者はまた、「ガザ事件に対するアラブ・イスラーム諸国の振る舞いも、けっして適切なものとはいえないものだった。なぜなら、彼らの一部はただ単に話をするだけで満足していただけだからであり、そればかりか、その話の中でシオニストたちを非難しようともしなかった国すらあったからだ」と語った。〔‥‥〕
同師はその上で、「イスラーム諸国、特にアラブ諸国は一致した行動を取って、虐げられたガザ人民を支援するとともに、同地区の封鎖の解除に向けて努力すべきである」と強調した。
同師はまた、ガザ地区の人々、特に若者たちの誇るべき堅忍不抜の精神を称賛した上で、「彼らは神の恩寵によって、信仰と抵抗、努力さえあれば、抑圧者たちからの支援を受けた、武器の揃った巨大な相手に対しても勝利を収めることができるということを、再度証明したのである」と付け加えた。
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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:28323 )