シリアのクルド人達が組織している民主統一党(PYD)とクルド民族評議会は、反「自由シリア軍」で一致した。
シャンルウルファ県ジェイランプナルに隣接するシリアのハセキの町に属するレスルアイン郡において、つい先頃、自由シリア軍とこの地域で活動しているPKK(クルド労働者党:非合法)のシリアの傀儡組織PYDが衝突する一幕があり、この衝突で少なく見積もって6名が死亡したとされる。
AFP通信(フランス通信社)の報道によると、「PYDと他のクルド人勢力が統合し、軍事勢力を組織することがイラクで決定された」という。AFPは、この報道をシリアのあるクルド人組織の代表(からの情報)によるものとしている。
PYDに近いとして知られている西クルディスタン人民評議会(BKHK)の代表であるムハンマド・ラショは、(イラクの)アルビルで行った会見で、「決してどちらの側にも荷担しない中立勢力を組織すると決めた」と語った。
今回の合意は、レスルアインにおいて、シリアのバッシャール・アサド大統領に対立する反政府勢力とシリアのクルド人達との間の衝突をエスカレートさせるものと予測されている。
今回の報道は、自由シリア軍に属しているグラバ・エル=シャームが、イスラム派の志願兵達をレスラユンに募る動画をインターネットに公開した後に入ってきた。
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( 翻訳者:濱田裕樹 )
( 記事ID:28327 )