ミサイル艦スィーナー7、本日お披露目:国軍海上部隊司令官が発表
2012年11月27日付 Jam-e Jam 紙


 イラン国軍海上部隊司令官は、「国軍海上部隊ウィークに合わせ、明日ガディール級潜水艦2隻が同部隊の潜水部隊に加わり、またミサイル艦スィーナー7のお披露目が行われる予定だ」と述べた。

 イラン国営通信の報道によると、ハビーボッラー・サイヤーリー海軍司令官はアーザル月7日〔西暦11月27日〕の「国軍海上部隊の日」を記念して開かれた記者会見で、記者団に対し「ガディール級潜水艦は、国軍海上部隊および国防軍需省国防産業の責任感強きイラン人専門家らによって、設計・製造された国産の潜水艦の一つである」と語った。

 同司令官はまた、「イラン人専門家らは、国軍海上部隊の隊員らがガディール級潜水艦をはじめとする潜水艦を利用する際の、彼らの能力向上を目的として、ガディール級潜水艦の最先端シミュレーションの開発にも成功した」と指摘した。

〔‥‥〕

公海には今後もプレゼンスを維持する

 サイヤーリー海軍司令官はまた、公海は〔世界の〕すべての国民に属していると指摘した上で、「国軍海上部隊は国益の確保のために、国際法に則って、その他の国々と同様、公海における自らのプレゼンスを保ち続ける所存だ」と述べた。

 同氏は国軍海上部隊の目標の一つとして、公海におけるプレゼンスを維持すること、および平和と友好とメッセージを届けるために、特に友好国・同盟国の港湾施設に寄港することを挙げた。

 同司令官はまた、91年〔2012/13年〕の同部隊による演習について、「海上部隊は新たな演習を、軍事演習《ヴェラーヤト90》よりもずっと大規模な形で実施する用意があるが、しかしその実施時期ならびに場所については、国軍司令部および軍統合総司令部が決めることであり、今のところそれについて、これといった発表は行われていない」と語った。

 同氏は、米空母「ステニス」がイランの脅威に対抗するために4ヵ月早くペルシア湾地域に派遣されたことが、米当局筋によって発表されたことについて、「明らかなのは、どの空母もイランの領海に近づく権利はないということである。彼らは公海のみを利用し、一部の国と交わした協定に基づいて、それらの国〔の港湾施設〕を訪問することになる」と述べた。

 同氏はその上で、「これらの空母が4ヵ月早く〔ペルシア湾周辺〕地域に派遣されたと言われているが、それより前に任務に就いていた戦艦に技術的な問題が発生し、最近〔ペルシア湾周辺〕地域から離れたことが原因だ」と述べた。

 同氏はまた「もし今日、海域の安全をわれわれが確立できなければ、国全体の安全を確保することも不可能だろう」と言明した。

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介
されています。)

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:28364 )