カラ・チャルシャフ(黒衣)のCHP女性党員、語る
2012年11月27日付 Milliyet 紙


イズミル県ブジャ郡のシリンイェル結婚式場にて日曜日に開催された合同党員登録式で700名と共に共和人民党(CHP)のバッジをつけたネザーヘ・タル氏がカラ・チャルシャフ(黒衣)を着用していたことで、同党内で賛否両論が巻き起こった。自宅で、息子の妻に見捨てられた13歳の知的障害を持つ孫の面倒を見るタル氏は、20歳の時から黒衣を脱いでいないと語った。公正発展党(AKP)からCHPへ移党した同氏は、「今日という日に恵まれまし た。これから私はこの旗の下にいます。選挙ではCHPのために働き、投票を呼びかけます」と述べた。

エルズルム県パスィンラル郡で66年前生まれたネザーへ・タル氏は、蹄鉄工の夫ゼキ・タル氏の死から3年後4人の子供、4人の孫と共に2002年にイズミル県ブジャ郡へ定住した。エブカ第一地域で2人の息子と孫一人と共に暮らすタル氏は、息子一人が無職であり、もう一人の息子が家庭を養っていると語った。13歳の知的障害を持つ孫の面倒を見、黒衣を20歳の時から着用していると伝えた同氏は、兄弟たちから「もう脱げ、こんなもの古めかしい」と言われたのに対し、「私はこれが落ち着く」と言い返した。

以前、AKP党員であったネザーヘ・タル氏は、CHPへの移党に関して「今日という日に恵まれました。これから私はこの旗の下にいます。選挙でCHPのために働き、投票を呼びかけます。これから私の票はCHPの票となります。私は、ネネ・ハトゥンの孫です」と述べた。

バッジの授与でCHPイズミル選出議員であるヒュリヤ・ギュヴェン氏の面前へ移った時とても不安だったと話すタル氏は、「最初はバッジをつけてくださらないと思いました。しかし理解を示してくださり、温かく接してくださいました。バッジをつけていただき、嬉しかったです」と語った。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:28368 )