テロ組織PKK(クルド労働者党:非合法)及びKCK(クルディスタン社会連合)のリーダー、カラユラン氏は、協議事項に武装放棄の予定はないと言った。
カラユラン氏は、「なぜ我々が武装放棄をすると言うのだ。もし武装放棄をするのならばなぜ武装をしたのだ。中東が混乱の最中であるときに、我々がなぜ武装 放棄をするのだ」と言った。そして武装放棄の条件を明らかにした。「今日のトルコ政府が、『政府は共和国設立時から今日におけるまで、クルド人に対し不適 切な対応をしてきた。さぁ武装を解いて、私たちの問題は話し合いで解決しましょう』と言うのであれば、我々は『もちろんだ』と言って、このような解決法が あるのだと述べる。」
テロ組織PKK創立34周年のため、組織の放送機関ステルクTVで会見を行ったカラユラン氏は、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相がテロ組織の武装放棄について会見を行ったことに対し論評した。首相の、武装放棄するテロ組織メンバーの国外亡命に関するコメントを取り上げ、「我々の協議事項に武装放棄のような事項は見当たらない。その反対により一層の武装強化を望んでいる」と言った。
カラユラン氏は次のように述べた。「我々の協議事項に武装放棄の予定はない。一層の武装強化を望んでいる。今日、中東は沸き立ち混乱に満ちている。(それ なのに)我々はなぜ武装放棄をすると言うのだ。なぜ武装して放棄するというのだ。もしシリアにいるクルド人たちがこの状況に気付いても武装もせず防衛力をも行使しなかったら、今日そのあたりは混乱していただろう。このような状況にあって武装放棄の必要性とは何なのか。今日のトルコ政府が、『政府は共和国設立時から今日におけるまで、クルド人に対し不適切な対応をしてきた。さぁ武装を解いて、私たちの問題は話合いで解決しましょう』と言うのであれば、 我々は『もちろんだ』と言って、このような解決法があると述べる」と話した。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:大嶽真梨子 )
( 記事ID:28385 )