「二度目の大いなるハンティング」:革命防衛隊、米の無人航空機を捕獲
2012年12月05日付 Jam-e Jam 紙


 各メディアがアメリカの無人航空機RQ-170がイラン領内で撃墜されたと報じたのは、ちょうど1年前のアーザル月13日〔西暦2011年12月4日〕のことだった。そして、アメリカの無人航空機がイラン側の防衛射撃によって我が国領空からの退散を余儀なくされたのは、つい先月のことだった。ところがこれでもアメリカには不十分だったのか、〔アメリカは再びイランの領空を侵犯、〕イラン・イスラーム共和国の海上部隊によって昨日、再びアメリカの無人航空機1機が捕獲された。

 複数の通信社が報じたところによると、昨日アメリカの無人航空機「スキャン・イーグル」が革命防衛隊海上部隊によって「ハンティング」されたとの情報に、軍事専門家らは驚きの声を上げ、世界中のメディアのトップニュースとなった。

 情報収集を目的にペルシア湾の公海上を偵察していたこの無人航空機は昨日、イラン・イスラーム共和国の領空に侵入した瞬間、革命防衛隊海上部隊の防衛・管制システムの網にかかり、イラン側の手に渡った。

 革命防衛隊海上部隊のアリー・ファダヴィー司令官はこのように発表し、「この種の航空機は通常、大規模艦船から飛ばされるものである」と述べた。

〔‥‥〕

捕らえられた無人航空機の特徴

 アメリカの無人航空機がイラン・イスラーム共和国の国境地帯に関する情報収集を行い、イラン軍の対抗措置に遭遇したのは、これで数回目のことである。

 アメリカの偵察用無人航空機スキャン・イーグルは、極めて小型で武器を装備しておらず、特殊作戦部隊によって運用されている。現在、この無人航空機は米軍の他に、カナダ軍やオーストラリア軍が利用している。

 無人航空機スキャン・イーグルはボーイング社傘下のインスティウ(Insitu)社によって開発されたもので、当初漁の際の海洋監視用として、漁業で用いられていた。しかしその後技術と能力が著しく向上したため、〔‥‥〕無人航空機として戦闘用に用いられるようになり、2004年8月からはイラク戦争で米軍によって利用された。また2008年には、アフガニスタン戦争での利用も許可されている。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:28451 )