マカーレム=シーラーズィー「イスラエルの不敗神話は破られた」
2012年11月27日付 Jam-e Jam 紙

 アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーはメッセージを発出し、その中で「ガザ8日戦争」におけるイスラエルの敗北を指摘した上で、「イスラエルの不敗神話と鉄のドームは崩れ去った」と述べた。

 メフル通信の報道によれば、マルジャエ・ダグリード(シーア派最高権威)である同師のメッセージには、次のようにある。

一方では、イスラエルが戦争で敗北を喫するまでの時間は日に日に短くなっていることが証明された。もしレバノンにおけるヒズブッラーの抵抗〔※2006年夏に起きたイスラエルとレバノンの間の戦争のこと〕が〔勝利を収めるまで〕33日間かかったとするならば、〔2008年12月から2009年1月にかけて起きた〕ガザ22日戦争では、その期間は〔11日間〕短くなった。そして今回、イスラエルが〔戦争を起こしてから〕敗北の苦い味を味わうまで8日とかからず、停戦に応じた。もし今後、イスラエルが同じ過ちを繰り返すならば、イスラエルが敗北するまでの時間は、さらに短くなるだろう。

 このメッセージの続きには、次のように強調されている。

抵抗運動のミサイルがイスラエルの奥深くを標的とし、また〔ヒズブッラーが飛ばした無人の〕偵察機がその奥深くにまで進出したことを、世界のあらゆる人々は最大限の驚きをもって目撃した。それゆえ、見たところ小さなガザの軍隊に対して大いなる恥辱を味わった今となっては、〔イスラエルによる〕レバノン抵抗運動、あるいはイラン国家への脅迫など、もはや道化師のほら吹き以上のものではないだろう。

 
 マカーレム=シーラーズィー師はまた、「他方で、アメリカはイスラエルの犯罪行為を無条件に支持しているために、世界中で日に日に嫌われるようになっている」と強調した。

 マルジャエ・タグリードである同師はさらに、「行動においていかなる援助も惜しむことなく、虐げられたパレスチナ人民を支援している唯一の支援者は、イラン以外にはいないということを、世界中が理解した。その一方で、アラブの反動的な指導者たちは、単に議論をしているだけである」と付け加えた。

 アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーはさらに、「シリアでも敗北を味わうであろうということを、彼らは覚悟しておくべきだ。なぜなら、周知のように、彼らの目的はシリア人民を助けることではなく、アメリカとイスラエルに奉仕することにあり、そうした目的は敗北を運命づけられているからだ。それに加え、〔アメリカに〕従属しているこれらの体制の命脈はすでに尽きているのであり、早晩崩壊の運命をたどるのを、我々は目撃することになるだろう」と強調した。

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( 翻訳者:8410097 )
( 記事ID:28478 )