ジュッベリ・アリー、360日ぶり釈放
2012年12月08日付 Hurriyet 紙


ジュッベリ・アフメトの名で知られるアフメト・マフムト・ウンリュは、組織犯罪の訴えから昨日(7日)釈放された。判決後、ファンはメトリス刑務所に押し寄せる中、ウンリュの出迎えにやってきた人々の間にはジェット・ファドゥル・ファドゥルの名で知られるファドゥル・アクギュンドゥズ もいたことが注意を引いた。

ジュッベリ・アフメトの名で知られるアフメト・マフムト・ウンリュは、外国籍の2人の女性を売春目的でトルコに連れてきて監禁し、1人の女性は性的虐待があったとの理由で、懲役53年が求刑されていたのだが、360日ぶりに投票多数で釈放された。

■刑務所を後に

ウンリュは夕方17時ごろ、刑務所を後にした。刑務所の出口ではファンらがジュッベリ・アリーを熱狂的に迎えた。ウンリュは1台の車の上からファンに挨拶した。混雑のために車が前に進めなくなったので、ウンリュは道を開けるよう指示した。刑務所からジュッベリ・アフメトとともに行動した車は車列をつくりながら刑務所を後にした。

2011年12月12日に逮捕されたウンリュの釈放の理由として、第3次司法改革法案として知られる第6352号の法律で罪状が変わる可能性により、勾留期間が示された。訴えを検討したイスタンブル第16重罪裁判所は、ウンリュの出国を禁じ、毎週水曜日に最寄りの警察署に出頭しサインするよう決定した。

■ある裁判官は「釈放しない」と言った

裁判所の裁判官のひとりヒクメト・シェン裁判官は、嫌疑の上限、犯罪の性質、一部の容疑者と被害者との間でお金のやりとりがあったことを示す領収書と実際の追跡記録を理由に挙げ、釈放には反対票を投じた。

■近しい人々はトリス刑務所へ駆けつけた

釈放の決定に喜んだウンリュの父、ユスフ・ウンリュは、妻のブシュラ・ウンリュや他の近親者たちを中間判決の後、拘留中の刑務所へ戻されたアフメト・マフムト・ウンリュと面会するためにメトリス刑務所に向かった。

イスタンブル第16重罪裁判所で行われた裁判審理にアフメト・マフムト・ウンリュ容疑者、バルシュ・セゼク、マフジョウバ・デミレルと他の未勾留容疑者と共に出席した。

第5回審理では、ウンリュの近親者とともにヤシャル・オクヤン元大臣と実業家のファドゥル・アクギュンドゥズの姿も見られた。

■裁判長が批判

審理で発言を行ったウンリュの弁護士であるフルス・ユルドゥルムが、訴訟が故意にゆがめられていると発言したことに対して、メフメト・エキンジ裁判長は、ウンリュが審理に影響を及ぼすために弁護士を介してメディアにニュースを流したこと、メディアが誤誘導されたこと、弁護士がある新聞に対して「訴訟は遅延されたままになっている」と声明をだしたことは無根拠である、と述べた。

エキンジ裁判長が「我々は誰にも配慮しないということではなくて、裁判を行っているのです。メディアの報道により決まるのではありません。我々が望むならば4か月で一回の裁判審理を行い、3年で裁判にかけることができます」と話したことに対して、アフメト・マフムト・ウンリュも「毎月、審理に出ています。毎回病気になって戻っています。(結果)4か月で1つ裁判があります」と語った。

<以下略>

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:28482 )