北イラク自治政府民兵省、イラク国軍ヘリコプターに砲撃と発表
2012年12月05日付 Radikal 紙
北イラク自治政府の民兵省は、キルクーク近くで同省の動きを上空から偵察していたイラクのヘリコプターを砲撃したと明らかにした。
民兵省のスポークスマンであるエンヴェル・ハジ・オスマン氏は、イラクのヘリコプターを砲撃したと認め、目的は脅かすことであり、状況がこのまま続けばヘリコプターを墜落させると述べた。キルクークに近くトルクメン人が多いトゥーズフルマートでは、イラク国軍の軍人が一般市民の格好をして キルクークへ潜入したと主張されている。
イラクでは中央政府とクルド自治政府の間で緊張が続く中、キルクーク近くで上記の民兵省の部隊が上空を飛行していたイラク国軍のヘリコプターに砲撃したと明らかにされた。「Denge Azad」というインターネットサイトに掲載されているニュースによると、昨日キルクーク近くにあるドゥメラン山の上空でイラク国軍のヘリコプターは、アルビルからキルクークへ向かう民兵省の部隊を偵察するため飛行した際、民兵省により砲撃された。砲撃の後、ヘリコプターは同地域から遠ざかったとされた。民兵省のスポークスマンであるエンヴェル・ハジ・オスマン氏は事件を認め、イラク国軍のヘリコプターが上空から撮影した映像を瞬時に関係機関へ送ることができること、相手を脅かし遠ざけるために砲撃したこと、状況がこのまま続けばヘリコプターを墜落させるため砲撃すると述べた。
■「イラク国軍の軍人は一般市民の格好をしてキルクークへ潜入」
イラクでクルド人と中央政府の間の緊張の原因となっている切り離された地域問題が続く中、イラク国軍の軍人が一般市民の格好をしてキルクークへ潜入したと明らかにされた。「Xendan」という名のインターネットサイトのニュースによると、キルクークとバグダットの間にあり、人口の大部分をトルクメン人が占めるトゥーズフルマートのシェラル・エブドゥル郡長は、昨日数人のイラク国軍の軍人が一般市民の格好をして自動車でキルクークへ入ったと述べた。キルクークへ入った軍人は、同地に定住しクルド自治政府下の民兵省の動きを観察すると主張されている。
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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:28504 )